公開日が9月8日に決定した「劇場版シティーハンター 天使の涙」。2019年に公開された前作「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」と同じく現代の東京を舞台に、物語は主人公・冴羽リョウの過去と、彼のパートナーであった槇村秀幸の死の核心に迫っていく。イベントには冴羽リョウ役の
フランスの実写映画「
コロナ禍ということもあり、アフレコはそれぞれの部屋をオンラインでつないで収録するパターンが多かったという。沢城は、なんとか神谷、伊倉と一緒に演じたいとスタッフにお願いしたことを踏まえながら、「例えばリョウのことを一番表現できるのは香という感じで、相手の魅力を伝えながら、2人で会話していくんですよね。積み重ねてきた経験から生じたものを、スタッフの方たちとすり合わせていく作業に、今作っているというエネルギーを感じて素敵だなって」と2人の演技について振り返る。堀内は「海原神の哀愁や悲哀の演技を、入念に録っていただきまして。やっと眠ることができました」と述べた。神谷は海原のセリフを聞きながら収録したことに触れ、「まるで(堀内が側に)いるかのような感じでやらせていただきました。それはもう完成品を観ていただければ、すぐわかっていただけると思います」とキャスト陣の演技に太鼓判を押した。
最終章に突入することについて問われると、こだま総監督は「もう避けて通れない、冴羽リョウの過去を表現しなきゃいけなかったので、そこが一番難しかったです。何度も何度もシナリオの方たちと『どうやって表現しよう』と悩みましたし、北条先生からもたくさんアイデアをいただきやっと完成しました」と裏話を打ち明ける。神谷は「これで終わりかという思いで演じたんですけど、序章なのかなという印象もあるんですよね。ただこの作品を僕の表現で伝えると、『ゲラゲラ、わくわく、ハラハラ、ドキドキ、ジーン』。(物語が)遊園地のジェットコースターに乗っているかのように展開される。演じていて本当に面白かったです」と作品の感想を語った。
さらにイベントでは、新キャラクターであるピラルクー役の
そしてエンディングテーマ「Get Wild」を歌う
話が「Get Wild」に及ぶと、同楽曲が体に沁み込んでいるという神谷は、「劇場版のリハーサル映像で『Get Wild』のイントロが流れてきた途端に、泣きそうになりました。すごい曲ですね。そういう素晴らしい曲をプレゼントしていただいた『シティーハンター』に幸せを感じました」と、しみじみ話す。宇都宮は「一番最初にエンディングでかかった瞬間、僕の声だって。感動がすごくて毎週毎週観ていました」と放送当時を振り返り、木根は「神谷さんたち声優の方々、ファンの方々、僕らとずっと何十年もこうして一緒に進んでこられたこと、すごく光栄ですし、本当に感謝です」と語った。最後に神谷が「9月8日、劇場で会いましょう!」と挨拶し、イベントは締めくくられた。
「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」
2023年9月8日(金)全国ロードショー
スタッフ
原作:
総監督:こだま兼嗣
脚本:むとうやすゆき
キャラクターデザイン:高橋久美子、北澤精吾
音楽:岩崎琢
音響監督:長崎行男
制作:サンライズ、アンサー・スタジオ
配給:アニプレックス
キャスト
冴羽リョウ:
槇村香:伊倉一恵
槇村秀幸:田中秀幸
野上冴子:一龍斎春水
海坊主:玄田哲章
美樹:小山茉美
来生瞳:戸田恵子
来生泪:深見梨加
来生愛:坂本千夏
ピラルクー:
エスパーダ:
アンジー:
海原神:
※冴羽リョウのリョウは、けものへんに「僚」のつくりが正式表記。
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【イベントレポート】「劇場版シティーハンター」の展開を神谷明「ジェットコースターに乗っているかのよう」
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