「永久少年」平川大輔が柿崎誠推しの理由は年収？金額発表で「やっぱり好きー！」

TVアニメ「永久少年 Eternal Boys（エターナルボーイズ）」の最新エピソード「永久少年 Eternal Boys NEXT STAGE」の公開記念舞台挨拶が、去る6月11日に東京・新宿ピカデリーで開催され、真田健太郎役の平川大輔、柿崎誠役の佐々木望が登壇した。

「永久少年 Eternal Boys NEXT STAGE」では、テレビドラマ、バラエティ番組、国民的歌番組への出演と順調にステップアップしてきたアラフォー男性による6人組アイドルグループ・永久少年（エターナルボーイズ）を、さまざまなトラブルが襲う。イベントではおなじみとなった“うちわ”を持って登場した平川と佐々木。会場にも推しの応援うちわを持ったたくさんのファンが駆けつけた。ファンのうちわの中から、「柿崎のエタボ再加入希望」というメッセージを見つけた平川は「僕も求めています、柿崎推しなので」とニッコリ。佐々木は「先日の完成披露上映会では福山（潤）くんも柿崎推しと教えてくれて。とても気分がよくなりました」と微笑み、「私も再加入したいです」と付け加えると会場は大きな拍手に包まれた。

この日のトークイベントは公開以降初の上映後開催のため、ネタバレOKで進行。本編の感想について平川は「TVシリーズに続きエタボがメインではあるけれど、ストラブやGentlemenとの絡みが増えました。アイドルとしてはまだまだ新人だけど、先輩や同期と堂々と渡り合えるようになってきた気がしたし、ちゃんとアイドルとしてエタボが成長している姿が見られたのがすごくうれしかったです」と、同期のライバルグループであるStory of Loveや、作中で国民的アイドルグループとして活躍するGentlemenの名前を出しながら、永久少年の活躍に目を細める。また真田のダンススキルにも触れ「圧倒的にダンスが下手だった真田ですが、今回は（テンポは）遅れていません。ちゃんと（メンバーと）息の合ったダンスをしてくれました」と胸を張り、「デビューから約1年。彼らの努力を思うと涙が出ました」と喜びの涙を拭う仕草で笑わせた。

「TVシリーズから経験を積み、武道館まで行って、本作では3方向に活躍しています」と、作中で描かれる3つのエピソードについてコメントした佐々木は、「芸能の仕事をして約1年が経ったエタボは、ライバルや先輩にもまれながら成長しつつも、最初の初々しい感じは全然失われていないのを感じました」と現在の彼らの魅力を分析。「ステップアップして堂々としていくのもいいことだけど、彼ら6人はいまだにドギマギしたり、悩んだりするところがあって好感が持てます」と笑顔を見せる。続けて「まっすぐどんどん上に行くだけでなく、等身大の葛藤があります。フィクションでは『できなくて苦労したけれど最後はできた！』となったりするものだけど、エタボの場合は、できないことに対して努力して、でもずっとできなかったりもする。それもアリなんだと教えてくれます。エタボを応援してくれる人もそれを温かく抱擁してくれます。応援してくれるファンの方との関係性や、今日のようにご覧になってくださる皆さんと、私たち声優のリアルでの関係性もありがたいです」と柿崎目線も含めた感謝の気持ちを、会場のファンに伝えた。

新曲のレコーディング時を振り返った平川と佐々木は「セクシーさや、アダルトさを出したい」というリクエストがあったことを明かす。平川は「真田として歌うことを考えると、曲のテーマは理解しつつも、セクシーさやアダルトさを（楽曲に）乗せるテクニックは備わっていないはず。そんなことを考えながらレコーディングしました」と役作りについて話した。また、どんなふうに歌うのが真田らしいのか真面目に悩んだそうで「トライアンドエラーの繰り返しでした」と告白。真田であればレコーディング時の相談相手はプロデューサーである柿崎なのではないか、というMCの問いかけに対して佐々木は「柿崎はすべてをわかっていると思います」と前置きし、「真田の性格、今の彼ができることと、できないこともわかっていて、そのうえで真田を信じて発破をかけているんでしょうね。エタボのメンバーたちを信じているからこそ、彼らのパフォーマンスを陰から穏やかな気持ちで見守っていました」と柿崎の気持ちを代弁するように語ると、客席からは感嘆の声も漏れ聞こえた。

イベントでは真田、柿崎のキャラクターを深掘りすべく、2人の履歴書をスライドで公開しながらトークすることに。真田、柿崎の家族構成や経歴などが明かされた場面では、農家に嫁いだ姉がいる真田には「実家から野菜が送られてくるのかな」と想像したり、柿崎がドライフルーツ好きで梅干しが苦手なことについて「ドライフルーツはホストクラブでよく出てくるから。そして、梅干しにきっと苦い思い出があると思う」と予想をしたり、平川と佐々木が楽しんでいた。履歴書トークで一番の笑いを誘ったのは真田と柿崎の年収について。真田の前職での年収が550万円だったのに対し、ナンバーワンホストの柿崎は年収1億円であることが判明し、「さすが。やっぱり柿崎さん好きー！」と平川がうれしそうに叫ぶと「柿崎推しってそういうこと？」と佐々木から鋭いツッコミが入り、会場は拍手と笑い声に包まれた。

最後の挨拶で佐々木は「（エタボは）こんなにがんばっているので、温かい目で見守って、“激しく”応援してくれるとうれしいです。これからもエタボのメンバーと私たち声優陣をよろしくお願いいたします」と作品、キャラクター、声優たちへの引き続きの声援をリクエスト。平川は「自分に近い年齢のキャラクターだからこそ、（今日のように応援してもらえる姿を目の当たりにすると）本当にありがたいです。彼らのアイドル人生はまだまだ続き、いろいろなチャレンジをしていくのだと思います。僕ら声優陣もまだまだ進んでいきます。これからも見守って、応援してください」と呼びかけ、「ニコちゃんのお漬物はやっぱり美しかったです！」と完成披露上映会時に明かしたお気に入りシーンを改めてアピール。大きな拍手と歓声を浴びながら、トークイベントを締めくくった。