「テニフェス2023」冒頭から“氷帝コール”が炸裂、生アフレコではナンパ合戦を展開

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許斐剛原作によるTVアニメ「テニスの王子様」シリーズの声優陣が集結するイベント「テニプリフェスタ 2023 U-17 WORLD CUP」が、6月3日と4日の2日間にわたり、神奈川・横浜アリーナで開催された。本記事では去る6月4日に昼、夜と2公演が行われたうち、昼公演の模様をレポートする。

「Love Festival」を歌うテニプリオールスターズとテニプリアーティスターズ。

「Love Festival」を歌うテニプリオールスターズとテニプリアーティスターズ。

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約7年ぶりの開催、マスク着用での声出しが解禁となった「テニプリフェスタ 2023」。跡部景吾役の諏訪部順一が先陣を切ってステージに現れ、「チャームポイントは泣きボクロ」をアカペラで披露し、会場を“氷帝コール”の渦に巻き込む。ステージ上の巨大モニターにオープニング映像が流れると、U-17日本代表の中学生メンバー、高校生メンバー、海外代表のメンバーが続々と登場。挨拶をしたのち、YOSHIKI EZAKI × Bleecker Chromeが「新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP」のオープニングテーマ「I can fly」を響かせた。

「Aggressor's High」を歌う切原赤也役の森久保祥太郎。

「Aggressor's High」を歌う切原赤也役の森久保祥太郎。[拡大]

ライブの前半では、声優陣が次々にキャラクターソングを披露。ラルフ・ラインハート役および菊丸英二役の高橋広樹が「ジャンプだホイ」、丸井ブン太役の高橋直純が「BUN BUN BUN!」をトロッコに乗って歌い、会場を盛り上げる。切原赤也役の森久保祥太郎はバックダンサーを引き連れて「Aggressor’s High」を熱唱。諏訪部、木手永四郎役の新垣樽助、入江奏多役の相葉裕樹、手塚国光役の置鮎龍太郎は、本日限りとなるメンバー編成で、リズムゲーム「新テニスの王子様 新テニスの王子様 RisingBeat」の4周年記念楽曲第2弾「FREE STYLE」を力強く歌唱し、会場を魅了した。

続いて、「『新ナンパの王子様』テニプリフェスタ2023年ver.」と題した声優陣による生アフレココーナーを展開。お頭こと平等院鳳凰からの指示により、夏のビーチを舞台にした“ナンパ合戦”が繰り広げられる。楠大典演じる真田弦一郎は、風林火山と書かれたふんどし姿でナンパを試みるもすぐに玉砕。利根健太朗演じるユルゲン・バリーサヴィチ・ボルクは、ビーチバレーをしている美女に声をかけるが、ナンパではなくビーチバレーの指導をしてしまったため不合格に。木村昴演じるJ・J・ドルギアスは、その外見とは裏腹にピュアな言葉で攻めるが、自分の力で発したわけではなく弟・ノアの力によるものと発覚したため、不合格となった。ここでコートでは叶わなかったドルギアスとの決着をつけてやると、諏訪部演じる跡部が参戦。彼が声をかけるとビーチ中の女子はもちろん、沖に世界中の船が集まるという結果を導いた。置鮎演じる国光は、真面目すぎるがゆえに不合格。永井幸子演じる幸村精市は成功したように見えたが、相手が実は男の子だったため、失敗となってしまう。皆川純子演じる越前リョーマは、ストレートな言葉をぶつけ、見事成功。観客からは大きな拍手が贈られた。

ライブパートに戻ると、利根による「Gewinner」を皮切りに、ジャン・フィッツジェラルド役の北田理道と、クリス・ホップマン役の武内駿輔が「Way of life」、木村が「J・J・化」をそれぞれ歌唱。「Way of life」では北田と武内が、“アイアンウォール”を表現した振り付けと息の合ったデュエットを聴かせ、観客の心を掴んだ。続く「ワールドプレイヤートーク」と題したトークコーナーでは、利根、置鮎、高橋広樹、北田、武内、木村がステージに再登場。アラン・ホプキンス役および河村隆役の川本成、ロッキー・メレディス役および桃城武役の小野坂昌也の進行によって、話に花を咲かせる。「テニプリフェス」初参加となる利根は、「テニプリ」はキャラに髪型を寄せる声優が多いが、そうではないことをいじられる。同じく初参加となる北田、武内、木村は、会場の熱狂に感激する様子を見せた。

「OVERCOME」を歌う幸村精市役の永井幸子。

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ライブの中盤は「Party Time」から始まる。黄色のサイリウムが輝く中、柳蓮二役の竹本英史が「Not ended yet」、楠が「EMPEROR OF FLAME」、永井が「OVERCOME」を届けた。またテニプリジャパンオールスターズによる新曲「UNSTOPPABLE」では、楽曲のリズムに合わせた手拍子とコールで会場が一体となった。途中設けられた日本代表によるトークコーナーでは、乾貞治役の津田健次郎と竹本からのメッセージ動画を公開。昨日6月3日は乾、本日6月4日は柳の誕生日であることが告げられ、会場は一気に祝福ムードに包まれる。さらに、乾と柳が歌うデジタルシングル「Future Seekers -Dialogue Sadaharu Inui-」「Future Seekers -Dialogue Renji Yanagi-」がリリースされることが明かされた。

「キミとParty Night」を歌う君島育斗役の細貝圭。

「キミとParty Night」を歌う君島育斗役の細貝圭。[拡大]

「青」を歌う越前リョーマ役の皆川純子。

「青」を歌う越前リョーマ役の皆川純子。[拡大]

後半のライブパートの一発目は、「伝い落ちるもの 伝えたいこと」。不二周助役の甲斐田ゆきが情感たっぷりに歌い上げる。赤のサイリウムが揺れる中歌われたのは「Life is a theatre」。ダンサーを従えた相葉が堂々としたステージで会場の視線を釘付けにした。君島育斗役の細貝圭が「キミとParty Night」を歌うと、館内は文字通りパーティ会場に。レーザービームの演出とともに、柳生比呂士役の津田英佑が「LASER BEAM」を畳みかけると、観客の熱は最高潮に高まった。皆川は「新テニスの王子様 新テニスの王子様 RisingBeat」の映像が流れる中、「青」を涙交じりに歌唱。最後は新曲の「ALL TOGETHER NOW」がキャスト全員の歌声で届けられ、本編は幕を閉じた。

新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP」の続編「新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP SEMIFINAL」の放送決定が発表されたときの様子。

新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP」の続編「新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP SEMIFINAL」の放送決定が発表されたときの様子。[拡大]

アンコールでは、皆川、永井、甲斐田、遠山金太郎役の杉本ゆうが、「新テニスの王子様 新テニスの王子様 RisingBeat」4周年記念楽曲第1弾「Virgin Breath」を元気いっぱいに歌唱。さらに「新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP」の続編「新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP SEMIFINAL」が、2024年にTV放送されることが発表されると、会場中から驚きの声が溢れた。アンコール2曲目では、キャスト全員によって「Love Festival」が歌われ、多幸感に満ち溢れる中、フェスは大団円を迎えた。なお6月4日昼公演の模様は、6月12日までU-NEXTで配信中。特典映像として、全出演者からのコメントが用意されている。

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「テニプリフェスタ 2023 U-17 WORLD CUP」

会場:神奈川県 横浜アリーナ

開催日時

2023年6月3日(土)17:00開場、18:00開演
2023年6月4日(日)11:00開場、12:00開演
2023年6月4日(日)17:00開場、18:00開演

出演者

全公演:皆川純子(越前リョーマ役)、近藤孝行(大石秀一郎&キコ・バレンティン役)、甲斐田ゆき(不二周助役)、佐々木望(亜久津仁役)、永井幸子(幸村精市役)、楠大典(真田弦一郎役)、竹本英史(柳蓮二役)、増田裕生(仁王雅治役)、高橋直純(丸井ブン太役)、森久保祥太郎(切原赤也役)、新垣樽助(木手永四郎役)、杉本ゆう(遠山金太郎役)、上山竜治(種ヶ島修二役)、遠藤大智(鬼十次郎役)、細貝圭(君島育斗役)、利根健太朗(ユルゲン・バリーサヴィチ・ボルク役)、置鮎龍太郎(手塚国光役)、高橋広樹(ラルフ・ラインハート役&菊丸英二役)、川本成(アラン・ホプキンス役&河村隆役)、小野坂昌也(ロッキー・メレディス役&桃城武役)、YOSHIKI EZAKI × Bleecker Chrome、テニプリアーティスターズ(IKUO / UZA / KIMERU / ササキオサム / 白井裕紀 / 津田英佑 / 藤重政孝)

6月3日公演のみ:笑福亭茶光(遠野篤京役)、川上貴史(越知月光役)、野島健児(毛利寿三郎役)、興津和幸(アレキサンダー・アマデウス役)、緑川光(L・カミュ・ド・シャルパンティエ)、前田一世(エドガー・ドラクロア役)、小林ゆう(ジョナタン・サン・ジョルジュ役)

6月4日公演のみ:諏訪部順一(跡部景吾役)、安元洋貴(平等院鳳凰役)、相葉裕樹(入江奏多役)、宮野真守(越前リョーガ役)(※夜公演のみ)、北田理道(ジャン・フィッツジェラルド役)、武内駿輔(クリス・ホップマン役)、木村昴(J・J・ドルギアス役)(※昼公演のみ)

6月4日昼公演セットリスト

01. チャームポイントは泣きボクロ / 跡部景吾
02. I can fly / YOSHIKI EZAKI × Bleecker Chrome
03. 閃きCHAY BOY☆ / 種ヶ島修二
04. ジャンプだホイ / 菊丸英二
05. BUN BUN BUN! / 丸井ブン太
06. Aggressor's High / 切原赤也
07. メテオドライブ / 仁王雅治
08. ALERT / 木手永四郎
09. FREE STYLE / 永遠(とわ)への旋律(メロディ)are 跡部景吾、手塚国光、木手永四郎、入江奏多
10. 龍に乗れ / 634 are 桃城武、河村隆
11. Gewinner / ユルゲン・バリーサヴィチ・ボルク
12. Way of life / ジャン・フィッツジェラルド&クリス・ホップマン
13. J・J・化 / J・J・ドルギアス
14. Party Time / テニプリジャパンジュニアオールスターズ are 越前リョーマ、不二周助、菊丸英二、河村隆、亜久津仁、柳蓮二、仁王雅治
15. Not ended yet / 柳蓮二
16. EMPEROR OF FLAME / 真田弦一郎
17. OVERCOME / 幸村精市
18. ダイヤモンドダスト / 亜久津仁
19. UNSTOPPABLE(新曲) / テニプリジャパンオールスターズ are 越前リョーマ、亜久津仁、幸村精市、柳蓮二、切原赤也、種ヶ島修二、鬼十次郎、君島育斗、平等院鳳凰、入江奏多
20. 伝い落ちるもの 伝えたいこと / 不二周助
21. 明日は晴れ! / 遠山金太郎
22. WELCOME TO HELL / 鬼十次郎
23. Life is a theatre / 入江奏多
24. Pirates of the World / 平等院鳳凰
25. キミとParty Night / 君島育斗
26. LASER BEAM / 柳生比呂士
27. Dear Friend / テニプリアーティスターズ
28. DISCOVER / 跡部景吾
29. 我が夢の代償 / 手塚国光
30. 青 / 越前リョーマ
31. ALL TOGETHER NOW(新曲)/ テニプリオールスターズ are 越前リョーマ、不二周助、亜久津仁、跡部景吾、幸村精市、真田弦一郎、柳蓮二、仁王雅治、丸井ブン太、切原赤也、木手永四郎、遠山金太郎、平等院鳳凰、種ヶ島修二、鬼十次郎、君島育斗、入江奏多、ユルゲン・バリーサヴィチ・ボルク、手塚国光、ラルフ・ラインハート、アラン・ホプキンス、ロッキー・メレディス、ジャン・フィッツジェラルド、クリス・ホップマン、J・J・ドルギアス、テニプリアーティスターズ
<アンコール>
01. Virgin Breath / 無敵プリンス are 越前リョーマ、不二周助、幸村精市、遠山金太郎
02. Love Festival / テニプリオールスターズ are 越前リョーマ、不二周助、亜久津仁、跡部景吾、幸村精市、真田弦一郎、柳蓮二、仁王雅治、丸井ブン太、切原赤也、木手永四郎、遠山金太郎、平等院鳳凰、種ヶ島修二、鬼十次郎、君島育斗、入江奏多、ユルゲン・バリーサヴィチ・ボルク、手塚国光、ラルフ・ラインハート、アラン・ホプキンス、ロッキー・メレディス、ジャン・フィッツジェラルド、クリス・ホップマン、J・J・ドルギアス、テニプリアーティスターズ

※「LASER BEAM」は、LASERとBEAM の間に稲妻マークが入るのが正式タイトル

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(c)許 斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王⼦様プロジェク ト

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