「すずめの戸締まり」終映迎え松村北斗「鈴芽の新たな旅立ち」、即興台本のアフレコも

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劇場アニメ「すずめの戸締まり」が本日5月27日に終映。「最後の戸締まり上映」と銘打たれた特別上映の舞台挨拶が東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、岩戸鈴芽役の原菜乃華、宗像草太役の松村北斗(SixTONES)、新海誠監督が登壇した。

左から松村北斗、新海誠監督、原菜乃華。

左から松村北斗、新海誠監督、原菜乃華。

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原菜乃華

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2022年11月11日の公開から5月25日までの196日間で、観客動員数約1100万人、興行収入147億3000万を突破した「すずめの戸締まり」。原、松村、新海監督の3人で一緒に登壇したのは昨年11月28日のイベント以来だという。新海監督は1年前の制作日誌を見返してきたことを明かし、「ちょうど1年前の5月25日に(原に)鈴芽役をお願いしたのを思い出して。北斗くんと一緒に鈴芽役の発表をサプライズでしましたね」と振り返ると松村も懐かしんだ様子を見せた。

松村北斗

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また舞台挨拶は25の都道府県で79回、世界9カ国13都市を巡ったとのこと。海外を回った感想を聞かれた新海監督は「どの国に行っても鈴芽のコスプレをしてる人がたくさんいて。いろんな肌の色の鈴芽に会いました。椅子になった草太さんを手作りで持ってきてくれるお客さんもいましたね」と思い返す。松村も「国ごとのポスターに、その国の言葉で僕の名前が入っていて感動しました。地球って丸いんだなと」と語った。

新海誠監督

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続いて舞台挨拶を実施するにあたり、事前に募集されていた質問の回答コーナーへ。映画が上映されている期間中のうれしいエピソードを聞かれた原は「映画のオーディションに行ったときに、新海監督に『鈴芽だ!』と叫んでもらって。私はテンパってしまって『あ、あ、はい!』しか言えなかったんですけど、『お返しします!』とか言えばよかったと反省しました(笑)。(その振りは)すごくうれしかったです」と答える。また声優の楽しさについて質問された松村は「面白いと思ったのは、姿、形、年齢を飛び越えられる部分。ごく稀な仕事だなと思います」と回答した。

左から原菜乃華、松村北斗、新海誠監督。

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その後映画で描かれていない、新海監督が即興で書いた台本の公開アフレコも実施。鈴芽が最後に扉を閉め、こちら側の世界で草太、環、芹澤と再会するシーンが、原と松村によって再現された。久々の声当てに原は「緊張しました(笑)」と一言。松村も「久しぶりに鈴芽に会えました!」とうれしそうに語った。また9月20日に「すずめの戸締まり」Blu-ray、DVDが発売されることが明かされた。

最後に登壇者からのメッセージが。松村は「今日で終映を迎え、寂しい思いもあるかもしれませんが、Blu-rayやDVDの発売も決まって、鈴芽の新たな旅立ちなのかなとも思います。これ以上寂しい鈴芽とのお別れはないのでむしろ安心です。ありがとうございました!」、原は「今日まで本当にありがとうございました。携わった1年間は私にとって宝物のような時間で。最後にちゃんと皆さんのお顔を見てお話しできる機会をいただけたことが幸せだと思っています」と述懐。新海監督も「半年以上の上映期間、感謝申し上げます」と感謝を述べつつ、「この作品は日本だけに限らず全世界で、4000万人以上の方がわざわざ劇場まで足を運んで観てくださいました。そんなにたくさんの人の心や体を動かす力が映画にはあると、スタッフやほっくん(松村)、菜乃華ちゃんたちに教えていただくことができました。僕も次の作品に向かえればと思います」と話し、イベントは閉幕した。

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