フランス・ルーヴルを舞台に、岸辺露伴が「この世で最も黒く、邪悪な絵」の謎を追う「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」。完成報告イベントには露伴役の
2020年、2021年、2022年放送のTVドラマ版を経て、このたびの映画公開に至った「岸辺露伴は動かない」シリーズ。映画化を聞いたときの心境を聞かれると、高橋は「1作目を撮っていたときに、(監督の)一貴さんから『今のお芝居よかったです。でも、『ルーヴル』のときに取っておいてください』なんて冗談で言われていて(笑)。撮影を重ねるにつれて、『次のときは……!』と各部署のスタッフさんとも話をしていました。それが現実になるなんて不思議な感覚です」と答える。同じ質問に、飯豊は「フランスでのロケがあるということで、一貴さんに『泉くんは行けますか?』と聞いたら『フランス語がしゃべれないとね』と言われていて(笑)。私はお留守番かなと思ってましたが、無事に行くことができました」とにこやかに述べた。
長尾と安藤は今作が「岸辺露伴は動かない」シリーズへの初参加。長尾はオファーを受けたときの心境について「すごくびっくりしました。原作が好きで、ドラマもいち視聴者として楽しませていただいていました。マネージャーさんから『ジョジョ好きだよね?』って台本をポンと渡されて、自分が作品に携われるんだという驚きと、あのドラマが映画化するんだという驚きがありました」と話す。安藤は「俺は人からとっつきづらいと思われがちなので、この長く続いているシリーズに急に飛び込めるだろうかとめちゃくちゃ悩みました」と当初は不安があったことを吐露しながら、「でも一生やまりえが温かく受け入れてくれて、それがすごくうれしかった。どうしてこの作品がこんなに長く続いてるのか……それはスタッフやキャストがこの作品を愛しているから、温かくて懐が広いからなんだと感じました」と述べた。
フランスでのロケについて、高橋は「現地のスタッフさんたちが、この作品を好いてくれているというのがすごく伝わってきました。日本のスタッフさんが先に現地入りしてコミュニケーションを取ってくれていたので、僕たち俳優部が入ったときにはすでにチームワークができあがっていた。僕らはそこに飛び込んでいくだけだったので、非常に安心感のある中でお芝居ができました」とコメント。飯豊は「閉館後のルーヴル美術館を貸し切らせてもらって、『モナ・リザ』の前でお芝居ができたことは本当に夢みたいでした」としみじみ振り返りつつ、あるシーンの撮影のためにバスに乗って凱旋門の周りを50周もグルグル回ったことを裏話として明かした。
本編での関わりはなかった露伴役の2人だが、長尾は休みの日に撮影現場に行って高橋の演技を見学したそう。長尾が「私服で現場に行っていたので、『おはようございます!』と一生さんに言っても最初は気付いてくれなくて。3回目ぐらいでやっと気付いてくださりました(笑)」と話すと、高橋は「長尾さんのことはもちろん存じ上げていたんだけど、その日は大変なシーンの撮影で。僕は周りがまったく見えていない中年だったと思います(笑)」と弁解しながら謝罪した。
イベントでは青年期の露伴が出会う謎の多い黒髪の女性・奈々瀬を演じる
「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」
2023年5月26日(金)ロードショー
出演:
原作:
監督:
脚本:小林靖子
音楽:菊地成孔 / 新音楽制作工房
人物デザイン監修・衣装デザイン:柘植伊佐夫
製作:「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」 製作委員会
制作プロダクション:アスミック・エース、NHKエンタープライズ、P.I.C.S.
配給:アスミック・エース
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