週刊少年ジャンプ(集英社)で連載中の「逃げ上手の若君」は、鎌倉幕府の総帥・北条高時の次男として生まれた北条時行を主人公に描く、史実をベースにした逃亡譚。信頼していた幕臣・足利高氏の謀反によってすべてを失った時行が、神を名乗る神官・諏訪頼重の手引きで鎌倉を脱出し、時代の大きなうねりを逃げて生きることで乗り越えていくさまを描写していく。単行本は10巻が4月4日に発売される。
アニメでは「ワンダーエッグ・プライオリティ」副監督の山崎雄太が監督を務め、「その着せ替え人形は恋をする」の冨田頼子がシリーズ構成、「劇場版ポケットモンスター ココ」の総作画監督を務めた西谷泰史がキャラクターデザインを担当。アニメーション制作はCloverWorksが担う。松井は「この時代をアニメで動かすのは大変だと思いますが、手を上げて下さったCloverWorksさんに本当に感謝しています。前作ほど密接に関われそうにはないですが、皆さんとても真剣に原作を活かすために頑張って下さっているので信頼しています」とコメント。山崎、冨田、西谷のコメントは記事末に掲載した。
なおTVアニメ化と連載2周年突破を記念し、本日3月20日発売の週刊少年ジャンプ16号では「逃げ上手の若君」が表紙と巻頭カラーで登場。特別企画も発表されており、時行、頼重、貞宗のアイマスクがそれぞれ抽選で5人に当たるWebキャラクター人気投票が4月3日23時59分まで行われる。さらに少年ジャンプ+やゼブラックで「逃げ上手の若君」の単行本8巻までを無料公開。松井の過去作「魔人探偵脳噛ネウロ」「暗殺教室」も単行本10巻まで無料開放中だ。そのほかの企画は少年ジャンプで確認してみよう。
また東京ビッグサイトで開催される「AnimeJapan 2023」では、アニプレックスブースでアニメ「逃げ上手の若君」のステージイベントを3月26日に開催。イベントの模様はYoutubeにて生配信され、メインキャストの発表が行われる。
松井優征(原作)コメント
この時代をアニメで動かすのは大変だと思いますが、手を上げて下さったCloverWorksさんに本当に感謝しています。前作ほど密接に関われそうにはないですが、皆さんとても真剣に原作を活かすために頑張って下さっているので信頼しています。
動いて喋る時行達を楽しみにしていて下さい!
山崎雄太(監督)コメント
北条時行……誰っ!?と、いうのが話を頂いた時の正直な感想です。
鎌倉幕府滅亡に際し、逃げ延びた幼子。どれだけ負けても立ち上がり、その生涯で三度も鎌倉を奪還した北条の若君。そんな少年漫画みたいな武将が本当にいたのかと。
調べたら、教科書にもちゃんと載ってたんですね。一行だけ。
この、たぶん皆忘れてしまった英雄の物語が、一人でも多くの人に届くよう、一所懸命頑張ります!
冨田頼子(シリーズ構成)コメント
尊氏が……悪役!?というのが原作を読んだときの最初の感想でした。
でも視点が変われば主人公も悪役も敵も味方も変わるもの。
特に歴史ものはそうやって様々な作品が作られてきたジャンルですよね。
今作での北条と足利の戦いはどんな風に描かれるのか、
アニメでも楽しんでもらえるようにライター陣一同頑張ります。
どうぞ時行と逃若党の活躍をお楽しみに!
西谷泰史(キャラクターデザイン)コメント
ファンの皆様、興味を持って頂いた方に楽しんで貰えるよう原作、監督に寄り添い頑張りますのでどうぞよろしくお願い致します。
※山崎雄太の崎はたつさきが正式表記。
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