「波よ聞いてくれ」は北海道札幌市を舞台に、主人公の鼓田ミナレがひょんなことからラジオのパーソナリティを務めることになるところから始まる物語。月刊アフタヌーン(講談社)で連載中で、2020年にはTVアニメ化を果たしている。単行本は9巻まで刊行中だ。
スープカレー店でアルバイトをする主人公・鼓田ミナレ役は
さらに沙村から、原作のミナレと小芝扮するミナレを描いた描き下ろしイラストが到着。小芝の印象について沙村は「『え? こんな可憐そうな女優さんがミナレ(=めちゃくちゃな女)を!?』と驚いたのですが、その後いくつかの出演作品を拝見させていただいて、『逆にお前にできない役は何なんだよ…』と、2度驚いてしまいました」と語っている。
沙村広明コメント
去年の秋に「テレビドラマ化の話が来ています」と担当さんから伺って驚いたのですが、「来年の春に放送します」と言われて「はっや!」と2度驚いてしまいました。ありがとうございます。
小芝風花さんが主演だと聞いて、「え? こんな可憐そうな女優さんがミナレ(=めちゃくちゃな女)を!?」と驚いたのですが、その後いくつかの出演作品を拝見させていただいて、「逆にお前にできない役は何なんだよ…」と、2度驚いてしまいました。どうぞよろしくお願いします。
小芝風花(鼓田ミナレ役)コメント
主演が決まった時の感想、原作を読んだ感想
最初お話をいただいた時は、私自身とミナレという人物がかけ離れている印象だったので、「この役を私が演じるんだ!?」と驚きました。高崎プロデューサーとはご一緒するのが今回で4度目なのですが、すごいチャレンジというか、冒険をさせてくださるなって思いました(笑)。原作も読ませていただき、アニメ版も拝見させていただきましたが、鼓田ミナレという人物をなかなか掴みきれなくて、また、作品の世界観も独特で、出てくるキャラクターもみんなちょっとおかしくて(笑)。ただ、原作の漫画もアニメ版もなぜか、ついつい続きに手が伸びちゃうような癖になる感じがあり、ドラマ版でも「なんか変わったドラマをやっているけど、来週も気になるな」みたいな感じになっていただけたら嬉しいです。
鼓田ミナレというキャラクターの印象、演じる上で心がけたいことなど
とにかくは破天荒で、ガサツな部分もあったり、人として足りない部分も沢山ある人なのですが、それと同時に周りを動かしたり巻き込んだりするパワーがとても強い人だなと思いました。漫画やアニメでは、「こんな人、本当にいる!?」と思うような、何を起こすかわからない強いキャラクターなのですが、そんな原作で描かれるミナレの良さも引継ぎながら、監督やプロデューサーとは「ミナレみたいな人っているよね」と感じさせるようなリアリティも出せるようにしていきたいということはお話しています。でも、こういったやさぐれた役は初めてで、さらに第1話では酔っぱらって荒れているミナレからスタートするので、そういう雰囲気を掴めたらいいなと思い、普段はやらないのですが、今はお酒飲みながら台本読んでいます(笑)。
視聴者へのメッセージ
ミナレって、ホントにたくさん失敗をするんです。でも、そんな沢山失敗をするミナレを見ていると「あ、別に失敗していいんだ!」とこちらの気持ちが少し軽くなったりするんですね。なので、この役を通して、別にダメな部分があっても失敗しても、「そんなに堅苦しく考えなくてもいいかな」と見てる人の心がふわっと軽くなればいいなと思っています。そんなミナレのパワフルな部分もダメな部分も全力でお届けできるように、撮影を頑張ります。
高崎壮太(テレビ朝日プロデューサー)コメント
原作を初めて読んだときその強烈な個性にぶっ飛ばされました。
キャラクターたちが、ストーリーが、とにかく変です。けど、こんな友達、こんな同僚が周りにいたら最高だなと思いました。特に主人公のミナレが最っっっっ高なんです! 破天荒でやさぐれてて、ダメダメで、でも思いやりがあって自由で。そんな唯一無二の主人公・鼓田ミナレを小芝風花さんがやってくださります!
小芝さんとは縁あって作品をご一緒するのが今回で4回目です。現場で何度も小芝さんの痺れるようなお芝居を見てきました。年上のお芝居モンスター達に囲まれながらもその場の全員を手玉に取るようなお芝居を見せられ圧倒されたこともありました。「鼓田ミナレ」との出会いが小芝さんを覚醒させ、きっと今までに見たことのない新しい一面を見せてくれると思います。(金髪もカッコイイし似合ってます!)
ラジオ・スープカレー・ゲス彼氏・官能小説・亀・殺し屋・陰陽師…
なんでもありの「キメラ」的エンタメ作品。
金曜の夜に、鼓田ミナレというエネルギーの塊のような主人公と共に一週間働いて疲れた視聴者の皆様をさらにどっと疲れさせるかもしれない、悪夢のような、ときに劇薬のような破壊力満点の作品をお届けしたいと思います。
沙村先生にお預かりしました大切なこの作品をフルスイングで実写化したいと思います!
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TVドラマ「波よ聞いてくれ」
2023年4月よりテレビ朝日系24局ネットで放送
スタッフ
原作:
脚本:古家和尚
演出:
音楽:林ゆうき、山城ショウゴ
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:高崎壮太(テレビ朝日)、神通 勉(MMJ)
制作:テレビ朝日、MMJ
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