TVアニメ「超電磁マシーン ボルテスV(ファイブ)」の実写リメイク版「VOLTES V LEGACY(原題)」が、今年フィリピンで地上波放送される。
1977年から1978年に放送された「超電磁マシーン ボルテスV」は、遠い宇宙から飛来したプリンス・ハイネル率いるボアザン星の侵略軍に対し、主人公の健一をはじめとする剛三兄弟、峰一平、岡めぐみの5人が5台のメカが合体して1体のロボットとなる超電磁マシーン・ボルテスVに搭乗し闘う物語。人気は日本だけに留まらず、当時からフィリピンでも絶大な人気を誇り、今なお堀江美都子によるオープニング主題歌「ボルテスVの歌」を日本語のまま歌える人が多いという。
実写リメイク版はフィリピン最大規模の地上波TV局・GMAネットワークが製作。監督にはフィリピンで実写作品において実力と経験を兼ね備えたMark A. Reyesを迎え、キャストとしてMiguel TanfelixやYsabel Ortegaらの若手人気俳優、Carla AbellanaやDennis Trilloらが参加する。
去る1月1日にGMAネットワークのYouTubeチャンネルで公開された「VOLTES V LEGACY」の“メガ・トレーラー”は、公開から3日間で130万回再生を突破。フィリピンでは年内にGMAネットワークにて地上波放送が開始される予定だ。日本ほか世界各地での放送・配信については続報を待とう。
白倉伸一郎(東映TVプロデューサー)コメント
「ボルテスV」を長きにわたって愛しつづけ、数々の試練を越えて、この巨大プロジェクトを実現にこぎつけたフィリピンの方々、ありがとうございます。一方、日本では、「ボルテスV」はすっかり忘れ去られてしまった……かというと、そんなことはありません。「ボルテスV」の流れは、後番組「闘将ダイモス」(1978)を経て、「バトルフィーバーJ」(1979)から実写シリーズにクラスチェンジしました。今でいうスーパー戦隊シリーズです。
時代は変わっても、その基本構図──圧倒的な侵略者を前に、選ばれし5人の若者たちが、5体合体ロボを駆使して立ち向かう──は変わりません。「ボルテスV」のDNAは、日本を代表する特撮ヒーローシリーズとして脈々と受け継がれ、世界中の子供たちを魅了しつづけています。とはいえ。世代を経るごとに洗練された反面、何か大切なものが抜けおちていったのかも知れません。そのことを教えてくれたのが「VOLTES V LEGACY」。
デカくて重くてとにかく強く、立ち姿だけでションベンちびる巨大ロボ。《男の子》の魂を持つ者なら、今もだれもが憧れてやまない、灼熱のスーパーロボット魂がここにある!
「VOLTES V LEGACY(原題)」
スタッフ・キャスト
監督:Mark A. Reyes
キャスト:Ysabel Ortega、Radson Flores、Matt Lozano、Raphael Landicho、Miguel Tanfelix、Martin Del Rosario、Liezel Lopez、Carlo Gonzalez、Neil Ryan Sese、Epy Quizon、Gabby Eigenmann、Albert Martinez、Carla Abellana、Dennis Trillo
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