「劇場版SAO」ヒロインと仲良くなるなら?水瀬いのりはミトとの“共倒れ”を危惧

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劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ」の“ヒロイン舞台挨拶”が、本日12月4日に東京・新宿バルト9で開催された。

左から水瀬いのり、戸松遥、井澤詩織。

左から水瀬いのり、戸松遥、井澤詩織。

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「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ」ビジュアル

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舞台挨拶にはアスナ役の戸松遥、ミト役の水瀬いのり、アルゴ役の井澤詩織が登壇。会場となった新宿バルト9のDolby Cinemaで舞台挨拶が行われるのは今回が初めてであることから、戸松らは「(ステージに)足跡残していこう!」と大はしゃぎする。イベント冒頭には12月2日に27歳の誕生日を迎えた水瀬を祝い、彼女に役柄のミトとかけて水戸納豆がプレゼントされる場面も。戸松から1年間の抱負を問われた水瀬は「健康第一で! そして笑いのいっぱいある1年にしたいですね」とほほえんだ。

上映前の舞台挨拶であることから、戸松たちはネタバレに配慮しながら、映画本編についてトーク。МCから見どころを問われると、戸松は「最後まで気を抜かずに観てほしいですね。何がどうとは言えないんですけど、『SAO』らしいハラハラドキドキ感がある。『どれだけ心を弄ぶんだ……!』という気持ちになります」と語る。水瀬は「ミトとアスナの関係がどんなルートを辿るのか注目してみてください。何度観ても同じもどかしさを感じてもらえると思うので。今回は彼女の人間味も出ているし、葛藤も丁寧に描かれています。コスチュームも少し変わっているのでそこもチェックしていただけたら!」とアピール。「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ」からアニメに本格登場となるアルゴについて井澤は「初見の方からは『誰?』って思われてるかも……(笑)。アルゴがどういうキャラクターなのか、観ていただきたいですね」と述べた。

劇中ではキリトとミトの会話シーンも描かれる。水瀬はミトとキリトの関わりについて「『星なき夜のアリア』ではほぼアスナとしか話していないぐらいなので、今回キリトとどんなふうにコミュニケーションを取るのか、アスナを介してつながっている2人がどんなファーストコンタクトを取るのかをチェックしてほしいです。私自身そのシーンに違和感を感じていて、きっとこの違和感は正しいんだろうなと思いながら演じていました」と語る。そのシーンはキリト役の松岡禎丞と戸松、水瀬、井澤の4人で収録が行われたという。水瀬は「ミトとして松岡さんとご一緒するのは今回が初めてだったので、距離感も手探りで。でも松岡さんはキリトを10年間演じられているので、大船に乗った気分というか、どんな球を投げても大丈夫!という気持ちでお芝居ができて楽しかったです」と収録を振り返った。

「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ」ビジュアル

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МCから「アスナ、ミト、アルゴのうちでは誰と一番仲良くなれそうか?」と質問されると、井澤は「2人のどちらかだと、アスナかな。ミトは物事を深刻に捉えすぎるから……。でも自分のキャラを候補に入れてもいいなら、私はアルゴ」と答える。戸松は井澤のコメントを受けて「友達になるならアルゴ、楽しそうですよね」と同意しつつ、「でも私ゲームをするなら上手い人のプレイを見るのが好きなので、ミトですね」と回答。水瀬は2人の意見を聞き、頭を悩ませながら「私もミトと一緒ならどこまでも闇落ちしちゃいそう……(笑)。居心地はいいけど、はたからみたら大丈夫なの!?って思われそうだし、アスナは一緒にいると自分の劣等感を感じてしまうかも。なので、結果アルゴかな……。フラットな状態だから話しやすいのかなと思ったり」と結論を出す。井澤は2票を集めたアルゴに「あのキリトが信頼してるってことはけっこう距離感を掴むのが上手な人かもしれませんよね。でもビジネススイッチがあるので、すぐお金が必要になりますけど」と分析した。

「SAO」シリーズが今年で10周年を迎えたことから、3人は今から10年前を振り返っていく。戸松は「それこそ『SAO』が始まって、松岡くんもまだ新人で。今より100倍ぐらい壁が厚くて、1mmも目が合わなかった(笑)。そういう意味ではちょっとずつ心を開いてくれて、成長というか進展というか、この10年を一緒に歩めたのはうれしいですね」と顔をほころばせる。水瀬は高校生だった当時を思い起こし「お財布にアニメイトのカードが入っていて、新譜の受け取りと同時に予約をして、貯まったポイントで引き替えてもらったりとか。ランダムのグッズの交換会をして……とオタクをしていました(笑)」と明かす。水瀬の思い出話をきっかけに、井澤は「『SAO』で最初に出たグッズってなんなんだろうね?」と疑問を浮かべた。

イベントも終わりに近付き、最後に井澤は「原作やゲームで知ってくださった方は、アルゴの活躍を待っていてくださったと思いますし、公開されて『アルゴがすごくよかったです!』と言っていただいた方がたくさんいてうれしいです! いろいろお話もできて楽しい時間を共有できました」とコメント。水瀬は「前作が公開されてから、ミトの行く末や、その後ミトが出るのかどうかも伏せていたので、うずうずしていました。ミトはオリジナルキャラなので、原作を好きでいればいるほど彼女に期待と不安があると思うんですが、その不安を拭えるようにお芝居をしましたので、またミトを好きになってもらえたらうれしいです」と語る。戸松は「『星なき夜のアリア』から登場人物が格段に多くなったので、人間関係の交流が増えました。シリアスなシーンももちろんあるけど、『SAO』に慣れてきた頃という時系列になるので、緊張感しかなかった前回と比べてくだけた場面もあります。まだ恋人じゃないけど、キリトとアスナが戦いのパートナーとして距離感が近くなるので、懐かしい感じもあって。アスナ視点の話ではあるんですけど、取り巻く登場人物がみんな活躍するお話になっていますので、いろんなキャラに注目しながら観てください」と述べた。

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(c)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project

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楊(やん) @yan_negimabeya

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