「TRIGUN STAMPEDE」松岡禎丞らが絶賛、池田純矢「声優界のアベンジャーズが集った」

内藤泰弘原作によるTVアニメ「TRIGUN STAMPEDE（トライガンスタンピード）」のトークショー付き先行上映会が、本日12月3日に東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で開催された。

平和主義者の賞金首という一風変わった伝説のガンマン、ヴァッシュ・ザ・スタンピードを軸にしたガンアクション「トライガン」。「TRIGUN STAMPEDE」は内藤のマンガを原作に、オリジナル新作アニメとして展開される。トークショーは上映前に行われ、ヴァッシュ役の松岡禎丞、メリル・ストライフ役のあんどうさくら、ロベルト・デニーロ役の松田賢二、ミリオンズ・ナイヴズ役の池田純矢が登壇した。

昨日初めて、アニメの第1話から第3話まで観たという松岡は、あまりの完成度に眠れなかったと言い、「本当に自信があります」と断言。池田も開いた口が塞がらなかったと続け、あんどうも「映画館の環境で観ていただけるのはうれしい」と笑顔を見せる。松田も「壮大な兄弟ゲンカを楽しんでほしい」と語った。自身が演じたキャラクターの魅力について質問が飛ぶと、昔から「トライガン」を知っていたという松岡は、実際にヴァッシュを演じてみて、純粋に本心から笑っていないことに気付かされたと告げ、その塩梅に苦労したことを明かした。

あんどう演じるメリルは、先輩のロベルトと一緒にスクープを求めて旅をする新人記者。メリルの気持ちに寄り添いながら、役作りをしたというあんどうは「ぜひ彼女の成長を見てほしい」と、思いを伝える。松田は現実主義者の記者・ロベルトについて、ダメなおじさんと前置きしながらも、「『トライガン』という荒廃した世界観、美学がそのままロベルトに現れているんじゃないか」と分析。池田はミリオンズを難しい役どころと話したうえで、「ただの悪玉ではなく行動原理の1つひとつが、バッシュへの愛につながるよう演じた」と答えた。またほかの気になるキャラクターについて尋ねられると、松岡、池田は香盤表を見て毎回驚いていたことを語り合う。池田は豪華な声優陣について「声優界のアベンジャーズが集まっている」と言及。松岡も深く同意した。

イベントでは、初解禁となるメインPVを披露。キャスト陣も観客とともに映像を見守る。観終えたあと、池田は「僕の心はびっちょびちょに泣いている」と、満面の笑みを浮かべる。松岡は、2年前にアフレコが終わっていることを告げ、「やっと来たか」と待ちに待っていたことを打ち明けた。あんどうは、映画の予告を見ているようと絶賛。松岡が「TVシリーズのクオリティじゃない」と話すと、松田は「それ、僕が言ったことにしていいですか？」と続け、笑いを誘った。その後も放送開始日が1月7日に決定したことなど、新情報が次々に告知された。

最後に1カ月後の放送に向け、松田は前作のTVアニメが20年前、映画が10年以上前に公開されたことに触れつつ、「皆さんがプロデューサーになって日本中、世界中を盛り上げてほしい」と伝え、あんどうは「期待を高めて、ひと月待っていてほしい」と語りかける。池田は、小さい頃観ていた作品に携われたことに思いを馳せる。松岡は「見どころしかない、技術の粋の塊のような作品。すべての人に広めてください」と力を込めてメッセージを贈り、イベントは締めくくられた。