ティアラの価格は税別で1億円。18世紀のティアラには、儀式や社交界に出席する際にティアラについているジュエリーをシーンによって着せ替えて、雰囲気を楽しむ習慣があったことから、このマリー・アントワネットのティアラではペンダント部分に取り外し可能なジュエリーをセットできる仕様になっている。中央にはばらの花びらをイメージしたロードライトガーネット83.12ctのペンダントが輝き、全体に大小のパールを17個、ダイヤモンド合計10.21ctがちりばめられた。過去に数々のティアラ制作実績があるデザイナー・八木裕子氏、クラフトマンの田中裕万氏が担当し、約1年の歳月をかけて制作。八木氏、田中氏のコメントは下記に掲載した。
ティアラは「ベルサイユのばら展」アートステージのジュエリーカミネ・ショッピングブースで販売。なおジュエリーカミネのショッピングブースでは、ティアラのほか「ベルサイユのばら」の原画を元に制作した「ジュエリー絵画」も販売される。
八木裕子氏(ジュエリーデザイナー)コメント
当時流行の最先端だったマリー・アントワネットは、結い上げた髪にパールのネックレスを巻き付けたり、胸元にはガーネットのネックレスや手首にはブレスレットを装着したりするスタイルを好んでいたようです。そこでティアラのデザインには、ロココ調の美しい曲線に薔薇の花のモチーフをつかい、マリー・アントワネットが大好きだったガーネットとパールを使って高貴なオーラ溢れる「王妃マリー・アントワネット」を表現してみました。このティアラを見て、優雅な「ベルサイユのばら」の世界と王妃マリー・アントワネットに思いを馳せてください。
田中裕万氏(クラフトマン)コメント
「ベルサイユのばら」を読み作品の内容を知る事からはじめました。ロードライトガーネットの枠は、裏側をばらの透かしにして、下腹部の爪は、ばらのトゲをイメージしています。3.00ctのダイヤモンドの枠は、ばらの花びらをモチーフにセッティングしました。「ベルサイユのばら」という素晴らしい作品の節目に携われたことに感謝しています。
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