「ナニワ金融道」は大阪を舞台に、消費者金融・帝國金融で働く灰原達之をはじめとした社員たちを描く物語。舞台挨拶には灰原役の
加藤が演じる桑田は、帝國金融の社員で灰原のよき指導役。加藤は「僕は関西人なのでこういうものをやりたかったんですが、なかなかチャンスがなくて……。よく『東京の人みたい』って言われるんですよ(笑)。でもバラエティ番組で関西弁を話していたことがきっかけで、この役ができることになった。50代の集大成的な役ですよ。笑いや脅し、今までのいろんなものを集約した役に出会えました」と語った。
藤澤監督は「偉大な原作で、お金に翻弄される人の面白さと悲しみがある。(原作連載時に比べて)法律が変わってしまっているのでそれはアレンジしつつ、面白く作ろうと思いました」とコメント。「街金の人に取材に行ったんですが、彼らはやっぱり『ナニワ金融道』が大好き(笑)。現在はこういうふうに違いますよ、もっとえげつない話がありますよと教えていただいたことを入れ込んでいきました」と令和版の「ナニワ金融道」にアップデートしたことを明かす。
また高杉が「専門用語の部分は大変でしたね。台本を読んで調べたり、監督に聞いて学びました」と苦労をこぼすと、加藤が「専門用語がペラペラわかるようだったら、相当金を借りとるなという感じですよね(笑)」と返す場面も。加藤が演技について「こんなんで大丈夫なの?ってくらい大きな演技だったけど、映像で見たらハマっていたんですよ」と言うと、藤澤監督は「原作から引っ張ってきたセリフには(演じるのが)キツいものもあったんですが、あれくらいのバランスでやったらうまくハマったみたいですね」と話す。
本日より公開されている「ナニワ金融道~灰原、帝国金融の門を叩く!~」を皮切りに、12月2日には「
最後に加藤からは「4作目、5作目、6作目も作っていきたい」という意気込みも。高杉は「お金には振り回されないようにしたいという思いがある中で、『ナニワ金融道』は自分がどんなふうにお金と付き合っていけばいいのかを学ばせてもらえる教科書のような作品になっています。それもありつつコメディ要素もあって面白い作品なので、ぜひ純粋に楽しんでください」と呼びかけた。
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