TVアニメ「ソードアート・オンライン」シリーズの10周年を祝したイベント「ソードアート・オンライン -フルダイブ-」が、去る11月6日に東京・東京ガーデンシアターで開催された。
原作者・川原礫の新作書き下ろしによる10の朗読パートと、シリーズを彩る劇伴メドレー、12曲の主題歌によって構成された「ソードアート・オンライン -フルダイブ-」。劇中のVRMMORPG「ソードアート・オンライン」がサービスを正式に開始した日である2022年11月6日に合わせたこのイベントには、キャストから
朗読では「SAO」シリーズのさまざまな時間軸が切り取られた。最初のパートでは松岡演じるキリトと、戸松演じるアスナが、アスナの誕生日を一緒に過ごす2024年の様子が紡がれる。どんな誕生日プレゼントを贈ればよいか悩むキリトに、アスナはある行きつけの店を提案するのだった。続くパートの舞台は、25層のボス討伐から間もない2023年4月4日。水瀬演じるミトのもとを、どこか落ち込んでいるアスナが訪ねてくるエピソードが展開された。
2つの朗読が終わると、藍井がステージに登場。公開中の最新作「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ」の主題歌「心臓」を熱く歌い上げる。さらに藍井は、TVアニメ第1期「フェアリィ・ダンス編」のオープニングテーマ「INNOCENCE」、TVアニメ第2期「ファントム・バレット編」のオープニングテーマ「IGNITE」を立て続けに歌唱し、会場のボルテージを一気に上げていった。
再び朗読のパートとなり、日高演じるシリカが高垣演じるリズベットの店を自身の誕生日に訪れるという、2人の出会いの物語が披露された。続いて平田演じるクラインが安元演じるエギルに、竹達演じるリーファが沢城演じるシノンにそれぞれ相談事を持ちかけるエピソードを展開。そしてステージには春奈が現れ、「フェアリィ・ダンス編」のエンディングテーマ「Overfly」、「ファントム・バレット編」のエンディングテーマ「Startear」を熱唱し、観客を釘付けにした。
次の朗読パートは悠木演じるユウキの独白。アスナたちとの京都旅行から帰った翌日、亡き姉への手紙として彼女の胸の内が明かされた。続いてステージ中央に設置されたグランドピアノとともに、梶浦が登場。名シーンのダイジェスト映像をバックに、「swordland」をはじめとする6曲の劇伴メドレーをバンド編成で奏で、会場を盛り上げた。さらにサプライズとして「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」のキャラクター・ユナによるライブパートも。挿入歌「longing」が拡張ARを用いた演出で披露された。
上級修剣士寮に入寮したキリトと島崎信長演じるユージオが、ユージオの誕生日を過ごすさまを描写した朗読パートに続き、舞台は2026年10月2日ラース六本木支部へ。現実世界で人間の肉体を持たない者同士であるアリス、ユイが言葉を交わす場面が描かれる。ここからは歌唱パートに。ASCAがTVアニメ第3期「アリシゼーション編」第2クールのオープニングテーマ「RESISTER」をパワフルに歌い上げ、ReoNaが同エンディングテーマ「forget-me-not」、第2クール後半のオープニングテーマ「ANIMA」を届ける。そして藍井による同エンディングテーマ「I will...」へと、歌のバトンが渡された。
イベントもいよいよ終盤へ。9つ目の朗読パートでは、キリトの18歳の誕生日である2026年10月7日に、現実世界で集まってお祝いをする一同の姿が描かれる。その夜キリトとアスナがアインソフィアでユージオとユウキに対面し、再会を固く約束するという感動的な場面も経て、ステージ上には、アーティスト陣が再集結。作品10周年記念テーマソング「蒼穹のファンファーレ」を全員でパフォーマンスし、会場を沸かせた。そして茅場晶彦のモノローグによる最後の朗読パートを挟んだのち、
「ソードアート・オンライン -フルダイブ-」はライブ配信サービス・Stagecrowd、Straming+で配信中。配信チケットの販売は11月13日21時まで、アーカイブ視聴は同日23時59分まで行われている。
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