ST☆RISHがもっと好きになる！“中の人ーリッシュ”寺島拓篤と宮野真守が魅力アピール

「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ」の舞台挨拶が本日9月4日に東京・新宿ピカデリーで開催され、一十木音也役の寺島拓篤、一ノ瀬トキヤ役の宮野真守が登壇した。

9月2日に封切られた「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ」は、全編にわたってアイドルグループ・ST☆RISHのライブが繰り広げられる“ライブアニメーション”。寺島は「ST☆RISHの魅力を最大限以上に出せるのはやっぱり単独ライブ。今回どんなライブが観られるのかわくわくしていました」、宮野は「ここに来ての単独に意味があったんだなと。彼らも成長して、技術的にもできることが増えたからこそ、皆さまに楽しんでもらえるものがどんどん増えているし、熟成された感じ」と、ST☆RISHの単独ライブ開催を喜ぶ。映像に関しては「ぶっとんだ演出ばかりなのに、リアリティを感じる」と宮野。寺島は「翔の衣装が、小柄なのに胸板を鍛えてるんだなってわかる」とこだわりを感じるポイントを挙げながら「リアリティと、画面の向こうだからできるぶっとんだ演出のギャップが、得も言われぬ興奮を与えてくれるんです」と称賛した。

2人は終始息の合った様子で、笑いの絶えないノンストップのトークを展開。宮野がトキヤのソロ曲について「僕が生身で体験させていただいているミュージカルの経験が、トキヤにフィードバックできるんだなというのがすごくうれしかったです。トキヤにはエンタメを突き詰めていく精神があり、それが歌詞にもすごく表れているので、自分の気持ちとリンクさせて『より高みを目指していこう』と思いました」と振り返り、寺島が「そこが重なるっていいね。これまで積み重ねてきたからこそ、今（トキヤと宮野が）重なったんだもんね」と続けると、宮野は寺島に向き合って「ありがとう」と敬礼。さらに「パフォーマンス以外の場面で『これ宮野真守だ』って思う動きがあった」と寺島がほのめかすと、宮野は「それは音也と、てらしー（寺島）といるから出てくる表情だったりしない？ 音也とトキヤのバランスは、『てらしーと俺じゃない？』と思う瞬間がいっぱいある」と、2人の関係性にも重なる部分があると語った。

自身のソロ曲について寺島は、ネタバレにならないよう言葉を選びつつ、「イントロから、“それは『うた☆プリ』好きでよかったわ……！”ってなる」と感動を表現する。宮野が「音也のパフォーマンスの進め方って、どんどんチャレンジしてる感じがいいよね。新しいものをどんどん見つけていこうとしてる」とコメントすると、寺島は「それを好奇心と興味でちゃんと楽しめてるのが、音也のすごいところ」と称賛。「彼らの1つひとつのパフォーマンスは、与えられたものじゃなくて、彼らが本当に一生懸命考えた結果、チャレンジした結果。彼らの努力や発想力、本気度を感じてもらえるんじゃないかな」という宮野の言葉からも、2人のST☆RISHへのリスペクトが感じ取れた。

また寺島は、四ノ宮那月役の谷山紀章とアフレコが一緒だったという。「谷山紀章さんがすっごいかわいくやってる後ろ姿を『かわいいな』って思って見てました」と明かすと、宮野も「谷山紀章さんって、“中の人ーリッシュ”の中でも一番かわいいんですよ。だからなっちゃんのかわいさを一番表現できるのは谷山紀章さんだなって思う」と続けた。すると宮野は「“中の人ーリッシュ”も付き合いが長くなってきたから、オフでも“中の人ーリッシュ”で飲んだり話したりして、そこでわかってくることがいっぱいある」「そんな“中の人ーリッシュ”で、最年少なんですよ、“俺たちーリッシュ”が」と“ーリッシュ”を活用し始め、寺島は「“俺たちーリッシュ”はさすがに無理あるだろ、“中の人ーリッシュ”はだいぶ泳がせたけど！」とたまらずツッコむ。しかし宮野はさらに「特にトキヤは最初の頃“1人ぼっちーリッシュ”だったから…」と続け、「“ひとーリッシュ”じゃダメなのかな」とつぶやく寺島の声を無視しつつ、「今回のライブを観ると感慨深いものがあると思います。今の彼にはこういう表現ができるんだってところがたくさん出てくる」とトキヤの成長をしみじみと振り返った。

最後の一言を求められると、宮野は「すっごい面白いよ！」と即答しながら決めポーズ。改めて「ライブ映画なんですよ」と切り出すと、「積み重ねてきた時間こそが物語で、ドラマで、ストーリー。それが詰まっているからこそ、ライブ映画なのにこんなにドラマを感じる。それはST☆RISHだからこそだなと思いました。皆さんも没入して、感情をたぎらせて、一緒にこのドラマを楽しんで、彼らと一緒に進んでもらえればいいなと思います」と熱くアピールした。

寺島は「マモちゃんとトキヤだったから、僕と音也だったから……一緒に成長してきたからこそできたのがこの映画で、だからこそずっと続けてこられてよかったな、と思いました。皆さんにもそれぞれの思い出があると思いますし、最近好きになってくれたよって方は、アニメシリーズやゲーム、まだまだ『うた☆プリ』は楽しいことがいっぱいあります。僕にとっても『人生だな』って思える作品なので、皆さんの人生の彩りになっていたらうれしいです」と、作品とともに歩んできた道のりを振り返る。そして「やっぱり、ST☆RISHを好きでいてほしいなって思うんですよね。今回のライブを観たら、もっともっとST☆RISHのことを好きになってもらえると思います。『これ以上ST☆RISHを好きになったらヤバイかも』って人は、心して観てください！」と呼びかけ、舞台挨拶を締めくくった。