映画「ONE PIECE」チョーが池田秀一のシャンクスを称賛「いい親父ですねえ」

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尾田栄一郎原作による映画「ONE PIECE FILM RED」の公開記念舞台挨拶が、本日8月13日に東京・丸の内TOEIで開催された。

上段左から宝亀克寿、矢尾一樹、大谷育江、山口勝平、平田広明、山口由里子、チョー。下段左から岡村明美、津田健次郎、田中真弓、名塚佳織、中井和哉。

上段左から宝亀克寿、矢尾一樹、大谷育江、山口勝平、平田広明、山口由里子、チョー。下段左から岡村明美、津田健次郎、田中真弓、名塚佳織、中井和哉。

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名塚佳織

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舞台挨拶にはルフィ役の田中真弓、ゾロ役の中井和哉、ナミ役の岡村明美、ウソップ役の山口勝平、サンジ役の平田広明、チョッパー役の大谷育江、ロビン役の山口由里子、フランキー役の矢尾一樹、ブルック役のチョー、ジンベエ役の宝亀克寿、ウタ役の名塚佳織、ゴードン役の津田健次郎が登壇。名塚は「麦わらの一味の皆さんと、こうしてステージに立たせていただけることがすごくうれしいです。収録のときはどうしても皆さんとご一緒に録ることはできなかったんですけど、舞台挨拶で皆さんとお会いできて、麦わらの一味の仲間にしてもらえたのかなって」と感慨深げな様子だ。そんな名塚に、田中は「仲間ですよ!」と力強く返していた。

登壇者の背後にはSNSに投稿された感想で構成されているパネルが置かれており、トークはこのパネルを中心に展開されていく。名塚は「今を生きる為の励ましをくれた。素晴らしい傑作」という感想について「ウタは歌でみんなに元気を、幸せを与えたいと思って突き進んでいる子なので、ウタが聞いても喜ぶ感想じゃないかなって」とコメント。山口由里子も名塚が挙げた感想と同じ気持ちになったようで「自分が励まされたし、早く世界中にこの“RED”が広がって世界中の人が元気になってほしいって思いました」と共感を示す。津田は「劇場でしか味わえない圧倒させられる映像と圧巻とした歌声」という感想に「圧巻の映像、そして歌声、音楽、芝居、いろんなものが劇場だとさらにパワーアップされるんじゃないかと。劇場で観るべき映画だなと思います」と頷いた。

チョー

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宝亀はウタの歌唱シーンに感動したようで、「新時代、新境地。」という感想を背に「(ウタの歌唱キャストを務める)Adoちゃんの歌に本当にびっくりしましたね。(主題歌の)『新時代』では裏声の使い方のすごさに、新しい時代が来たっていう衝撃を受けまして。(劇中歌の)『逆光』も『世界のつづき』もよかったし……」と熱を込めてAdoを絶賛する。また矢尾が「今の時代に観るべき作品」という感想に触れて「この作品は新しいジャンルのミュージカルじゃないかと」と語り、それを受けたチョーが「フェスをやるようなところで上映してくれれば、僕はもっとノレるんじゃないかと思うんですけど、どうですかね?」と提案する一幕も。そんなチョーは「シャンクスが過去最高にカッコよかった」という感想を受けて「(シャンクス役の池田)秀一さんの第一声を聴いたときに『おおー!』って思って。親父を演じているんですけど、泣いちゃいそうになりますね。いい親父ですねえ」と池田の演技を称賛した。

岡村明美

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大谷は「映画館に響き渡るウタの圧倒的な歌唱力、美しい映像スピーディー&パワフルなバトル、そして泣けるストーリー。とにかく、どれをとっても素晴らしい」という感想を指して「『ONE PIECE』の世界観をふんだんに掘り下げていて、Adoさんの歌もすばらしくて。映像もAdoさんの歌によく合わせたなと」と述べる。平田はジョークを交えつつ「決め台詞に胸がときめき、心に響くシーンに涙しました。」という感想に同意した。

山口勝平は「ワンピースが、ワンピースを越えた作品だった。最終章、ここから始まってる気がした。」という感想を拾い「後半にいろんな仕掛けがしてあって、みんながどれだけ気づくかなってすごい楽しみで。そういう意味ではもうここから最終章が始まっているなというか、けっこうな秘密が隠れているので、ぜひ何度も観て気づいてほしいなと思います」とアピールする。岡村は「息するのを忘れるくらい感動の連続でした!!」という感想に触れ、劇場へ足を運んだときのエピソードを披露。「小学生の女の子が『これはね、『ONE PIECE』の映画史上、一番の感動作だよ!』って言ってたんですね。私も『そうでしょう!』って心の中で言いました」と笑顔を見せた。

中井は「あまりの衝撃に言葉が上手く綴れない。」という感想を見つつ「『面白かった』『すごかった』でまとめちゃうのはなんか違う気がする作品で」「自分の中で『うーん』と考える時間を持てる映画だなとも思いました」と噛み締めるように語る。最後に田中が「赤髪海賊団いい男達すぎ」という感想に頷き、「大人の男たちが本当にいいんですよ。もう1人あげるならば、コビー。いい男になったなあ」と言うと、客席中から賛同の声が漏れた。

田中真弓

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最後には名塚、田中が挨拶。名塚は「皆さんが今まで『ONE PIECE』を紡いでくださったおかげで、これだけたくさんの方に届いているのだなと改めて実感しました。私は本当に運がよくて、こういうタイミングでこの作品に出させていただけたことが本当に幸せです」と感謝の気持ちを語り、「自分の中でも大切な作品にしていきたいですし、ウタも自分のなかでずっと生き続けてくれると思います」と続ける。田中は「原作も最終章に入ったということで、『海賊王に俺はなる!!!!』と言い続けて20年以上、まだなっておりません、なれるのでしょうか」と前置きしつつ、「『僕は海賊にはならないよ』『海賊王になる男だ!!!』」と自身が演じた「天空の城ラピュタ」のパズーと、ルフィのセリフを立て続けに披露。会場を沸かせ、舞台挨拶の幕を閉じた。

公開中の映画「ONE PIECE FILM RED」は、尾田が総合プロデューサーを務める「ONE PIECE FILM」シリーズの第4弾。なお舞台挨拶では同作が興行収入50億円、観客動員数が360万人を突破したことが明かされた。

なおナタリーでは映画「ONE PIECE FILM RED」の公開を記念して映画、コミック、音楽の3ジャンルで特集を展開中。コミックナタリーでは原作メディア担当編集者で、映画の製作にも深く関わっている集英社の高野健が登場し、谷口悟朗監督の参加や、ウタの歌唱キャスト・Adoの起用理由、製作時の尾田の裏話、これまで原作ではなかったルフィのとある気になる発言など映画にまつわる話題から、最終章に突入した原作の今後までを語ってもらった。

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(c)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション (c)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

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