スタジオコロリドによる長編アニメーション映画「
9月16日より劇場で公開され、Netflixで全世界独占配信される「雨を告げる漂流団地」は、団地で育った幼なじみの小学6年生・航祐と夏芽が夏休みに繰り広げる冒険物語。舞台挨拶には、主人公・航祐役の
同作のシンボルでもある団地について、石田監督は「団地自体はさまざまな映画で描かれたモチーフですけど、団地が漂流するというのは聞いたことがないなと思って。船や空母といったカッコいいものが漂流するのはイメージできるのですが、あえて団地を漂流させる少しおバカな感じが気に入ってそのまま映画にしてしまいました!」と明かす。さらに団地に魅了され、団地に住み始めたという“団地愛”エピソードが飛び出すと、ほかの登壇者も驚きの声をあげた。
主人公の航祐を演じた田村は、航祐というキャラクターについて「カッコいいしかわいい少年だなと思ったんですけど、根は優しいのに夏芽だけじゃなく、友人たちにもぶっきらぼうで、とにかく素直じゃなくて不安になったんですよ」と、航祐を演じるのに苦戦したと述べる。しかし「監督や音響監督の方とお話する中でだんだんと航祐になることができました」と明かすと、瀬戸も「夏芽は抱えているものをあえて表現しないというか、自分を追い込んでしまう子だったので、監督や音響監督の木村さんとも丁寧に役を作っていきました」と続ける。さらに村瀬も「監督やいろんな人の持つのっぽというイメージの集合体みたいなものがあるんだけど、それをどうやって表現するかをすごくディスカッションしたんです。僕だけじゃなくみんなで作り上げたキャラクターって感じがして、大好きなキャラクターになりました……っていうのを今日一番話したかった!」と熱弁。キャスト・スタッフも一丸となり、子供たちのキャラクターが作り上げられた制作秘話が語られた。
また航祐や夏芽たちが小学6年生であることにちなみ、小学6年生の頃どんな子供だったかを語り合う場面も。田村が「とにかく目立ちたがりやで応援団長とかやってました。活発といっても夏芽じゃなくてやっぱり航祐に近いですね」と笑うと、「イメージ通り!」と他の登壇者にも突っ込まれる。また瀬戸が「外で遊んでることが多くて、家の近くの神社の広場とか公園に集まって遊んでいて、日焼けしてましたね」と活発だった幼少期のエピソードを語ると、村瀬は「カードゲームが好きで、親に塾に行くと言って公園で年上の子とカードゲームをしていたら、日焼けをしていて『本当に塾行ってるの?』とばれそうになって1回怒られました」というエピソードを披露し、会場の笑いを誘った。
そして同作の主題歌と挿入歌を担当した
ずっと真夜中でいいのに。コメント
劇場にお越しの皆さん、こんにちは。主題歌・挿入歌を担当いたしました「ずっと真夜中でいいのに。」です。改めてご依頼いただき、本当にありがとうございます。主題歌の制作途中段階で石田監督に共有させていただいたところ、楽曲から「子供たちに対する理解の深みや彼らの成長を感じられる」と言っていただけて、「子供たちの漂流団地の経験だけで終わらない、先の人生を感じられる曲にしたい」と、より考えるように制作いたしました。できました。感謝です。映画『雨を告げる漂流団地』を見に来てくれた皆さん、楽しんでいただけたら幸いです。何卒何卒です。ありがとうございました。「ずっと真夜中でいいのに。」でした。
アニメーション映画「雨を告げる漂流団地」
2022年9月16日(金)Netflixにて全世界独占配信&日本全国ロードショー
スタッフ
監督:
脚本:森ハヤシ、石田祐康
音楽:阿部海太郎
主題歌・挿入歌:
企画:ツインエンジン
制作:スタジオコロリド
配給:ツインエンジン / ギグリーボックス
製作:コロリド・ツインエンジンパートナーズ
キャスト
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. @jyd2j
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