2007年7月に公開され、今年15周年を迎える「河童のクゥと夏休み」。木暮正夫の児童文学を原作とし、河童と少年の交流を通して友情の美しさが描かれた。今回はBS松竹東急の映画放送枠「日曜ゴールデンシアター」の夏休み特別企画としてオンエア。アニメ本編に加え、原監督が制作当時を振り返ったインタビューも届けられる。
なおBS松竹東急は今年3月に開局した無料チャンネル。同チャンネルでの長編アニメの放送はこれが初めてとなるが、映画放送枠の「日曜ゴールデンシアター」および「よる8銀座シネマ」では今後、長編アニメも随時編成される予定だ。
岡田雄介プロデューサー(BS松竹東急編成局)コメント
自分が社会人になる前年に公開された本作品ですが、はじめて観た当時、アニメであれ実写であれ表現方法に関係なく、人間を深く見つめる作品に境界線はないんだと、映画を観る視野が広がった記憶があります。週6枠ある映画編成において、長編アニメーションのトップバッターを飾る作品を検討した際に、真っ先に思い浮かんだのが本作品でした。作品を見直して、不思議と今の時代の空気感と通じるものを感じました。「異質なもの」と向き合うというテーマにおいても、公開当時よりも現在の方が、真に迫ってくるものがありました。その一方で、単純に少年と河童の冒険譚としても引き込まれてしまうので、色々な世代の人に楽しんでいただけたら幸いです。
「日曜ゴールデンシアター 夏休み特別企画『河童のクゥと夏休み』
BS松竹東急:2022年7月31日(日)18:30~
※ノーカット放送。
鳴瀬 ▶︎ 𠂊レᒐ ꩢオフ会やるよ @narusemanami
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