「キングダム」は中国・春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を目指す少年・信と、中華統一を目標とする若き秦王を描く大河ロマン。7月15日に全国公開される「キングダム2 遥かなる大地へ」は2019年4月に公開された映画第1弾の続編で、主人公・信にとっての初陣かつ大将軍への第一歩となる蛇甘平原の戦いが描かれる。イベントにはキャストの
信役の山崎は完成した映画に対して「すごい映画が完成したのでとにかく早く観てもらいたいです」と観客の期待を煽る。嬴政(えいせい)役の吉沢も「皆さんがどんな顔をして帰るのか想像したらにやけそうなくらい素晴らしい作品になっています」と自信満々。今作より参加する羌瘣(きょうかい)を演じた清野は「(羌瘣は)人気のあるキャラクターで、オファーをいただいたときはプレッシャーと不安と押しつぶされそうな毎日でした」と明かすも「羌瘣を演じられたことがとても誇りに思えますし幸せでした」と語った。
デビューして映画以外のことでこんなに不安に感じた現場はなかったと言う昌文君役の高嶋は「夏の激戦区を勝ち残っていくため、皆さんどうぞ口コミ、よろしくお願いいたします!」と観客に呼びかけ、会場の雰囲気を和らげる。思ってもいない苦難がたくさんあったと話す佐藤監督は「キャラクターたちに背中を押されるような気分で、この作品を作り上げることができました」と制作当時を振り返った。
映画の見どころを聞かれた山崎は、原作者の原が携わった脚本に触れ、羌瘣と信の2人が原作と異なった関わり方をしていくと明かし、そこでの信のセリフがとても好きなことを熱弁。MCが清野にそのシーンの記憶があるかを問うと清野は「……はい(笑)」と回答し、「どう心情を整理しようかといった場面でした。信が素敵な言葉をかけてくださって羌瘣の内面が変化するところでもありました」と話した。
特に緊張感のあった場面を聞かれた河了貂(かりょうてん)役の橋本は、「みんなが2列に並んでいる中で唯一真ん中にいた吉沢くんがすごい長セリフを言っていたので、それはすごいドキドキしました」と回答。当時のシーンを覚えているかと問われた吉沢は「大先輩たちがずらっといる中、みんな僕にひざまずいて、僕だけえらそうにしていて(笑)。もう声が震えちゃって、全然違う緊張感がありました」と赤裸々に話した。尾平役を演じる岡山は「羌瘣の戦闘スタイルが3次元ではどうなるかと思っていましたが、実際に見て、なるほどなと思いました……2人のアクションは好きですね」と緊張しながら回答。観客やキャスト陣からは笑いが起こった。
尾到を担当する三浦は「現場では王様にお会いしていなかったんですが映画を観て『この人がいるから俺たちは戦っていたのか!』と思いまして。めちゃくちゃ王様でした」と感想を話す。澤圭役の濱津は「縛虎申(ばくこしん)という男の、信念を持って戦場を駆け巡る生き様が男としてかっこよく憧れます。登場人物の人間の魅力みたいなところもぜひ味わって心を揺さぶられてほしい」と語りかけた。見どころを聞かれた麃公(ひょうこう)役の豊川は「全部なんですけど……やっぱり俺かな?(笑)」と冗談めかしていた。
同じく見どころについて、騰役の要はパート1同様、自身が“これ以上ない”タイミングで登場するシーンだと回答。また王騎役の
昌平君役の玉木が「羌瘣がやはり好きだった」と語ったのち、佐藤の回答へ。「どれだけみんなががんばったかという……」と語り出そうとしたタイミングで観客席からアラームが鳴るハプニングが起こる。「どうしましたか? オフっておいてくださーい!」と軽い注意をしたのち「すいません、言おうとしたこと全部忘れちゃいました(笑)」と茶目っ気たっぷりに話した。最後に山崎が挨拶を行う。「こんな日本映画観たことない、っていう言葉があると思いますが、コレだったんだ……!と思いました」「自分自身もパワーをもらっている作品です。暑いので水分補給して、身体は冷たくして、でも心は燃やして熱い夏を『キングダム』で盛り上がってもらいたいなと思います」と語りかけ、イベントは閉幕した。
※山崎賢人の崎はたつさき、高嶋政宏の高ははしごだかが正式表記。
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原泰久原作による実写映画「キングダム2 遥かなる大地へ」のワールドプレミアが去る6月30日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて開催された。 https://t.co/qDE0kfjPIO 「キングダム2」大先輩たちがひざまずく現場に吉沢亮「声が震えちゃった」 - ナタリー https://t.co/efOTuQaFAd