夢枕獏・
7月8日に公開を控える「神々の山嶺(いただき)」。「高く、さらに高く、登り続ける。だが、なんのために?」という
「神々の山嶺(いただき)」は夢枕の小説を谷口がマンガ化した同名作品が原作。「登山家マロリーはエベレスト初登頂に成功したのか?」という登山史上最大の謎に迫りながら、孤高のクライマー・羽生と彼を追うカメラマン・深町が不可能とされる冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑む姿が描かれている。
石塚真一(マンガ家) コメント
谷口ジロー、夢枕獏両氏の「神々の山嶺」は、フランスでこんなにも愛されているのだなあ、と感じる圧倒の映像でした。
何度も歯を食いしばった。そして、孤高の美しさにグッときた。ありがとうフランス!!
久住昌之(マンガ家・音楽家)コメント
驚いた。谷口さんの絵の「神々の山嶺」は、絶対に映像化できないと思っていました。しかし、漫画からも独立した、素晴らしいアニメ作品に仕上がっていた。静かで、険しく、美しい。音楽の豊かさにも、嫉妬心さえ覚えました。
小島秀夫(ゲームクリエイター) コメント
人は何故、山に登り続けるのか?何故、物創りを続けるのか?本作はその答えを暗示するだけでなく、映画界における挑戦でもある。雪山登攀の過酷さ、危うさ、美しさの再現は、小説や漫画とは違い、実写映画では難しいからだ。そんな中、フランス映画界のクリエーター達が“アニメーション”という新たな登攀ルートで、「神々の山嶺」という北壁の登頂に成功した!これは快挙だ!原作ファンとしても感無量!
坂本眞一(マンガ家)コメント
小説によって言語化され、漫画によって可視化された8000メートル峰の凍りつくような死の恐怖を、アニメーションならではの手法で否が応にも「体感」させられてしまう映画。生命の存在すら許さない神々の領域への挑戦はあまりに絶望的だ。この世の全てを擲ち、雪煙舞う山頂を目指す挑戦者達の鋭い眼光が僕を睨みつける。「お前は何の為に生きているのか」と。
夏目房之介(フリーライター、マンガ批評家)コメント
夢枕獏、谷口ジローの傑作『神々の山嶺』のアニメーション化である。が、それを意識しないでいいと思う。圧倒的な雪山描写と淡々と刻まれる手や足の演出。私は飽きずに惹きこまれた。高所恐怖にも少しなったぞ。
東野幸治(芸人) コメント
名作「神々の山嶺」がなんとアニメ映画化!
そこには山に取り憑かれた漢たちがしっかりと描かれていました!映画の終盤からは漢たちの息遣いに耳を傾け無事を祈りましょう!皆さんも私と同じ選ばれし目撃者になりましょう!
松本大洋(マンガ家)コメント
獏さんと谷口さんという
大きな二つの頂きに挑んだスタッフの心意気を、ひしひしと感じました。
エベレストと東京を描く色彩がとても美しく、クライマーたちは物悲しく格好良かった。
アニメ映画「神々の山嶺」
2022年7月8日(金)に新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国公開
監督:パトリック・インバート
原作:「神々の山嶺」作・夢枕獏 画・
日本語吹き替えキャスト:
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