「カラオケ行こ!」は、森丘中学校合唱部の部長・岡聡実と、四代目祭林組若頭補佐・成田狂児の奇妙な友情を描く物語。合唱部部長の聡実は、ひょんなことからヤクザの狂児にカラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。聡実は嫌々ながらも狂児に歌唱指導を行うことになるが……。2019年に同人誌として頒布されたのち、2020年9月にKADOKAWAより単行本が発売された。「このマンガがすごい!2021」のオンナ編第5位、マンガ大賞2021で第3位など、さまざまなマンガ賞にランクインしており、累計発行部数は50万部を突破している。
同作は邦画への憧れから描いたものだと語る和山は、今回の映画化について「監督の山下敦弘さん、脚本の野木亜紀子さんの作品は元々大好きでしたので、融合して新たに生まれる『カラオケ行こ!』が楽しみで仕方がないです」とコメント。また監督を務める山下は「自分のルーツである“見つめ合う男たち”を最高の布陣で作れることに、今から楽しみでしょうがない」と語っている。
さらに聡実役のオーディションを実施することも明らかに。満12歳から16歳までの男性で、プロアマ問わず募集する。応募期間は6月13日から7月15日まで。詳細は公式サイトにて確認を。
和山やまコメント
この漫画は元々邦画への憧れから描いたものでした。今回映画として形になるのが本当に嬉しく思います。また、監督の山下敦弘さん、脚本の野木亜紀子さんの作品は元々大好きでしたので、融合して新たに生まれる『カラオケ行こ!』が楽しみで仕方がないです。
山下敦弘監督コメント
昔から男たちが見つめ合う映画が好きだった。“見つめ合う”と書くと、なんだか恋愛ドラマのようなニュアンスにも思えてくるが、それだけではない。男の友情や切なさを描いた映画、つまりは“バディもの”と呼ばれるジャンルに心惹かれてきた。
『カラオケ行こ!』に出てくるバディはヤクザと中学生。年齢も住む世界も違う二人が“歌”をきっかけに出会い、不思議な友情が生まれる。魅力的で面白い原作だが、生身の人間が演じる“映画”という表現において、監督としての課題は多い。しかし、バディものを得意とする野木亜紀子さんが脚本を書く。面白くならないわけがない。自分のルーツである“見つめ合う男たち”を最高の布陣で作れることに、今から楽しみでしょうがない。
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和山やま「カラオケ行こ!」実写映画化!監督は山下敦弘、聡実役はオーディションで(コメントあり) - コミックナタリー
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