舞台挨拶には、エドワード・エルリック役の
本日のイベントにはキャスト陣の中でも特に原作好きな面々が登場。「鋼の錬金術師」との出会いについて、山田は「連載当時、周りがみんな読んでいて。僕もこんな面白いマンガがあるんだと驚きました」と当時を振り返る。さらに「その後大人になってから実写化という形で再会することになって、自分でいいのかなという不安もあったんですが、僕が断ったら他の誰かがエドをやるって考えると悔しいので」と実写版へ出演を決めた理由も明かした。また同じく子供の頃に原作を読んでいたという渡邊も「“錬金術”っていう馴染みない言葉に惹かれて読んでみたら、話が面白くてグイグイ引き込まれました」と続ける。
さらに栗山は「私は高校生ぐらいの頃に原作を読んでハマり、アニメ化したときもテンションが上がり、(ハガレンに)何かが起きる度に自分の中で愛を育てていたので、まさかオリヴィエをやらせてもらえるとは、本当にびっくり。20年前の自分に教えてあげたいです」と感慨深げに語る。そんな栗山に対し、山田は「栗山さんがオリヴィエでいるとき、怖かったですもん。そのまんますぎて。原作がお好きなのが見ただけでわかるというか」と絶賛。栗山は恐縮しながらも「(原作が)好きなので意識してなくても影響を受けていましたね」と説明した。
最新作では、前作には登場していない新しいキャラクターも多数登場。「イチオシのキャラクターは?」という質問に、山田は悩みながらも「一番近くにいさせていただいていたという意味で、内野さん演じるホーエンハイムかな」と回答。「内野さんは原作やアニメのホーエンハイムのイメージのまま現場にいてくださったので演じやすかったです」と続ける。また本田が「やっぱりシン国の皆さんかな。すごい重要な役どころではあるので、今回の推しですね」と述べると、渡邊は「ありがたいですね。原作ファンの方に言ってもらえると」と微笑む。そして本郷は「やはり舘さんが演じたブラッドレイ。カッコよかったですよね。この作品を重厚にしてくださってる方の1人だなと」と太鼓判を押した。
さらに初公開となる「最後の錬成」の最新映像をキャスト陣と一緒に鑑賞することに。映像を観た本郷は「カッコよかったです! 僕はそんなにたくさんの人と共演できなかったので、初めて栗山さんのオリヴィエを観たんですけど、かっけーっすね」と興奮気味に語る。さらに渡邊が「栗山さんに流し目で見られたいし、舌打ちされたい(笑)」と語ると、当の栗山は「私、今観てちょっと取り乱しております……(笑)」と戸惑いながらも「ちょっと感無量なんですが、これが最後の最後なので、皆さん最後まで見届けていただきたいなと思います」と観客たちにアピールした。
そしてサプライズとして、荒川からのコメントが読み上げられる場面も。「実写映画1作目を観てから、このキャストで完結編を作ってほしいと思っていたので、最後まで描ききっていただいてうれしかったです」「最後は見どころだらけ、もう見どころしか残ってません。早く映画が観たいです」という荒川の言葉に、山田は「ありがたいですね。今年は原作も20周年ということで、記念すべき年に実写映画が公開できるのもうれしく思いますし、荒川先生の言葉をいただいて、まだ作品を知らない方々にも実写を通して魅力が伝わってたらいいなと思いました」と感想を語った。
さらにイベントでは、山田がお気に入りの「ハガレン」グッズを紹介する場面も。「自慢です」と言う山田が持ってきたのは、前作の映画の1シーンを荒川が描き下ろしたという原画。「もう家宝というか宝物として飾っております」と語る山田に対し、ほかのキャスト陣は羨ましそうに原画を覗き込んでいた。最後は代表して山田が挨拶。「最後の最後まで原作のまま描き切っております。ファンの方も、まだ原作を知らない方も『最後の錬成』まで観ていただければ、『ハガレン』の魅力に触れられるかなと思います」と語り、舞台挨拶を締めくくった。「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」は5月20日、「
「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成」
「復讐者スカー」
2022年5月20日(金)公開
「最後の錬成」
2022年6月24日(金)公開
スタッフ
原作:「鋼の錬金術師」
監督:曽利文彦
脚本:曽利文彦、宮本武史
製作:映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会
企画・制作プロダクション:OXYBOT
配給:ワーナー・ブラザース映画
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【イベントレポート】「ハガレン」好きキャストが舞台挨拶に集結、栗山千明「20年前の自分に教えてあげたい」(写真14枚) https://t.co/hFTynlzIuz