ステージには空条徐倫役の
フー・ファイターズが謎多きキャラクターであることから、配信・放送前には話せることがあまりなかったという伊瀬は、「最初は敵のスタンドとして現れていたけれど、徐倫、エルメェスと出会って仲間になったキャラクターである、ということが言えるようになったりしてうれしいですね」と感慨深げ。田村がそんな伊瀬演じるフー・ファイターズについて「(敵だったときも)敵じゃないというか。(こちらを)理解してくれる、ちゃんとしゃべれるやつだなという感じがしました」と評すると、伊瀬は「フー・ファイターズは命令とはいえDISCを守るっていう使命感の中で生きていて。第8話の『フー・ファイターズ』では自分の命を落としてまでもDISCを守りたいんだっていう崇高な気持ちを見せたりしていたので、それを感じ取ってもらえて、敵ながら憎めないやつって思ってくれたのかなと感じました」と返した。
同じく配信・放送前は謎が多かったエンポリオを演じる種崎は、「自分のお母さんは助けられなかったけど、徐倫お姉ちゃんのお父さんが助かれば何か変わるんでは、という気持ちでおります。徐倫お姉ちゃんが助けられたらいいなという気持ちで日々やっております!」と説明。そんな種崎に対してファイルーズは「(説明調の)すごい大変な長台詞とかも、エンポリオこと種崎敦美さんがやってくださるので安心しています」と称賛した。
司会者から「アニメ映えする」との言葉を投げかけられたウェザー・リポートを演じる梅原は「原作の時点でめちゃくちゃカッコいいキャラクターではあるんですが、動きと音とアニメならではの演出が付いたことによって、さらにもう一段カッコいい男になったなと。とてもうれしいです」とコメント。アフレコ現場では女性キャスト陣、スタッフでウェザー派かアナスイ派かという話で盛り上がっていることも明かされた。このほかステージでは関智一演じるプッチ神父の話題も。ファイルーズは「関さんのプッチって、めちゃくちゃエゴな部分が言葉の端々ににじみ出ていて。それが最高にいいってなりました」と語った。
ステージの中盤ではさまざまな新情報が解禁に。第13話から24話が2022年秋にNetflixにて全世界独占先行され、同じく年内にテレビ放送されることが告知されたほか、新PVや新キービジュアルも公開された。キービジュアルが公開されることは聞かされていたものの、その絵柄は知らなかったというファイルーズは「1つ予想が当たった」とうれしげな様子。その予想について「(これまでのキービジュアルでは)少し笑顔を浮かべていましたが、今回は笑顔というよりもキリッとした感じになるんじゃないかと思っていたんです。みんな、覚悟決まってますからね。ひかえ目に言ってもミケランジェロの彫刻のように美しい」と第4部の噴上裕也のセリフを引用しながら話した。
このほかアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」の10周年記念プロジェクトが始動することも発表された。加えて「ジョジョの奇妙な冒険」が2022年で連載35周年であることが司会者から説明されると、ほぼ「ジョジョ」シリーズと同い年であるという田村は「そんな前からやっているんですよね。荒木先生は変わらないどころか若返っているのに(笑)」と述べる。ファイルーズも「『ジョジョ』が25周年の記念のとき、ウルトラジャンプにマウスパッドとポストカードが付いてきたと思うんですが、それを買ったのがつい昨日のことのように思えます。『ジョジョ』のアニメ化って何年も待っていたんですけど、本当にアニメ化して。『ファントムブラッド』のオープニングに徐倫が一瞬出たときに、『ストーンオーシャン』もやってくれると信じていたので、アニメ化して本当にうれしかったです」と思いを熱弁する。最後に「これだけたくさんの方が『ジョジョの奇妙な冒険』という作品を愛してくれて、そんな愛と敬意を持った皆様の前に立てて、作品に携わることができて本当に本当にうれしく思っています。先ほどのキービジュアルにもありましたが、今までの徐倫とは顔つきだったり、覚悟が違う感じが見えたかと思います。徐倫は2クール目から成長してさらに強くなっていきますので、勇気が出ないとき、心が弱くなってしまったとき、徐倫の姿を思い出して強く立ち向かっていってほしいです。そんな勇気を与えられるお芝居をこれからも続けていきたいです」とファイルーズが観客に呼びかけ、イベントは終了した。
※「AnimeJapan」のイベントレポートなど関連記事はこちらから!
※種崎敦美の崎はたつさきが正式表記。
関連記事
geek@akibablog @akibablog
「ジョジョ」ファイルーズあいが「現場に来ることを許されたオタク」と自己分析(AnimeJapanレポート) - コミックナタリー
https://t.co/SX9Ldc0FzM