「第十六回 声優アワード」主演賞は小野賢章と緒方恵美、下野紘が2年連続MVSに選出

「第十六回 声優アワード」各賞の受賞者が、本日3月5日に発表された。

その年度に最も印象に残った声優や作品を対象として、業績を称える「声優アワード」。主演男優賞には「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」でハサウェイ・ノア役を務めた小野賢章、主演女優賞には「シン・エヴァンゲリオン劇場版」で碇シンジ役を演じた緒方恵美が輝いた。

助演男優賞は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の碇ゲンドウ役や「銀魂 THE FINAL」の長谷川泰三役を演じた立木文彦、「呪術廻戦」の五条悟役や「ワールドトリガー」の迅悠一役を演じた中村悠一、助演女優賞は「呪術廻戦」の禪院真希役や「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のマァム役の小松未可子、「Re:ゼロから始める異世界生活」のエミリア役や「かくしごと」の後藤姫役を演じた高橋李依に。新人男優賞には市川蒼、川島零士、佐藤元が、新人女優賞には相川奏多、赤尾ひかる、稗田寧々、矢野妃菜喜が選出された。

歌唱賞には斉藤壮馬、パーソナリティ賞には櫻井孝宏、外国映画・ドラマ賞には楠大典と東條加那子が選ばれた。ゲーム賞は今回は声優個人ではなく「ウマ娘 プリティーダービー」が獲得。「作品の出演を含め各方面で活躍された声優」のうち男性に贈られる富山敬賞は鈴村健一、女性声優に贈られる高橋和枝賞は岩男潤子が受賞した。

「対象期間中、各SNSで最も印象に残った声優」に贈られるインフルエンサー賞はバラエティ番組「声優パーク建設計画VR部」でМCを務める関智一が獲得。「ファンが選ぶ最も活躍した声優」に贈られるMVS〈Most Valuable Seiyu〉に選ばれた下野紘は、昨年実施の第十五回に続き、2年連続の受賞となる。特別賞は細田守の監督作「竜とそばかすの姫」へ。「故人の中で、長年にわたり外画も含め多くのジャンルに貢献した声優」に贈られる特別功労賞に代えて、本年度死去した声優が顕彰された。

このほか既報の通り「作品として声優の魅力を最大限に発揮した作品」に贈られるシナジー賞は「エヴァンゲリオン」シリーズが獲得。「長年にわたり外画も含め多くのジャンルに貢献した声優」に贈られる功労賞は、「宇宙戦艦ヤマト」で森雪役、「シティーハンター」で野上冴子役を務めた麻上洋子（一龍斎春水）、「機動警察パトレイバー」で太田功役、「新巨人の星」で長嶋茂雄役を演じた池水通洋が受賞し、子どもたちの視点で選ばれた声優に贈られるキッズファミリー賞には、「ニャンちゅう！宇宙！放送チュー！」のニャンちゅう役などで知られる津久井教生が選ばれた。