「サマータイムレンダ」追加キャストに大塚明夫・玄田哲章ら、1stEDテーマも発表

田中靖規原作によるTVアニメ「サマータイムレンダ」の追加キャスト、1stエンディングテーマ情報が解禁された。

追加キャストには、窓と朱鷺子の実父で菱形医院の院長を務める菱形青銅役に大塚明夫、潮と澪の実父で洋食コフネを営む小舟アラン役に玄田哲章が決定。日都ヶ島の駐在所に勤務する警察官・凸村哲役を上田燿司、日都神社の宮司で、祭祀を取り仕切る雁切家の当主・雁切真砂人役を小西克幸が演じる。なおキャスト4人からはコメントも到着した。

1stエンディングテーマに決定したのは、cadodeの「回夏」。同作でメジャーデビューするcadodeは「『サマータイムレンダ』は既知と未知、ノスタルジーと未来が緻密に描かれていて、もはやcadodeの世界観そのものと言っていいほど、共感を覚える作品でした」と連載時から読んでいた同作とのタイアップを喜び、楽曲について「『回夏』はいつも通りのcadodeの曲でありながら、『サマータイムレンダ』のために生まれた曲です。色々な想いと記憶が風のように駆けていく、作品を象徴する情景が描けたのではないかな、と思います」と語っている。

さらに「ジャンプフェスタ 2022」で公開された番組より、一部コーナーの再編集版がYouTubeで公開に。原作者の田中がアニメ制作現場を見学する様子や、田中と渡辺歩監督との対談などが収められている。

「サマータイムレンダ」は、幼なじみの訃報を聞いた主人公・網代慎平が、和歌山市にある小さな離島・日都ヶ島に2年ぶりに帰郷することから始まるSFサスペンス。4月14日よりTOKYO MXほかで放送がスタートする。なお新たな放送局としてアニマックス、J:テレが追加された。

大塚明夫（菱形青銅役）コメント

「サマータイムレンダ」の印象

本作が大好きです。
全編に流れるやわらかい和歌山弁、なのに眼が眩むスピード感。
少年達の熱い想い。
単行本全巻3周しました。

演じるキャラクターの印象と役に対する意気込み

私の役はたいへんなキーパーソンなのに、決して前に出てはならない難しい役です。素晴らしいアニメになるよう全力で臨みます。

玄田哲章（小舟アラン役）コメント

「サマータイムレンダ」の印象

和歌山県の風光明媚な島を舞台に話が展開していくのですが、この風景こそが必要不可欠なものであると確信できます。
是非とも一度行ってみたいです。

演じるキャラクターの印象と役に対する意気込み

フランス出身でありながら、小さな島でレストランを経営する…
あくまでも穏やかで、慎平を養子に迎えるなど、愛情たっぷりの男性という印象です。
彼の中核をなす「暖かさ」を表現できればと思っています。

上田燿司（凸村哲役）コメント

「サマータイムレンダ」の印象

シンプルにラブストーリーかと思いきや、地方の離島という、いろいろ限られた舞台で静かに侵攻してくる得体の知れない者との戦いだとは。
ワクワクしてます。和歌山、むかし行きまして、海と星がホンマ綺麗かったなぁ。

演じるキャラクターの印象と役に対する意気込み

少し違いはあるものの、故郷の関西圏の人物で、地元のノリで喋り、ちょっと落ち着きのない感じを楽しく演じております。コテコテの関西人キャラでお話を盛り上げる一助になれると嬉しいですね。

小西克幸（雁切真砂人役）コメント

「サマータイムレンダ」の印象

和歌山出身なので和歌山を舞台にした作品に関わることができて嬉しいです。
コミックスの中に設定の説明で知ってる場所の名前などが出てきておおっとなりました。

演じるキャラクターの印象と役に対する意気込み

雁切さんは島の神社の宮司さんです。久々の和歌山弁なので楽しんで行きたいと思います。

cadodeコメント

「サマータイムレンダ」は既知と未知、ノスタルジーと未来が緻密に描かれていて、もはやcadodeの世界観そのものと言っていいほど、共感を覚える作品でした。それでいて没入感のある激しくて緻密なシナリオ！格好良くて可愛いキャラ！わたしは夏の情景とゲームとミステリが好きなので、ハマらないわけはなかった……
連載時から読んでいたので、端的に、こんな幸福なタイアップがあっていいのか！と思いました。
「回夏」はいつも通りのcadodeの曲でありながら、「サマータイムレンダ」のために生まれた曲です。色々な想いと記憶が風のように駆けていく、作品を象徴する情景が描けたのではないかな、と思います。みなさんが「サマータイムレンダ」を味わうときの助けになれたなら、とても幸せです。