「グッバイ、ドン・グリーズ!」梶裕貴が花江夏樹のコメント紹介、思いはメガネに乗せる

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劇場アニメ「グッバイ、ドン・グリーズ!」の公開前上映イベントが、本日1月16日に東京・TOHOシネマズ六本木で実施され、トト役の梶裕貴、ドロップ役の村瀬歩、監督のいしづかあつこが登壇した。

映画「グッバイ、ドン・グリーズ!」公開前上映イベントの様子。左からいしづかあつこ監督、梶裕貴、村瀬歩。

映画「グッバイ、ドン・グリーズ!」公開前上映イベントの様子。左からいしづかあつこ監督、梶裕貴、村瀬歩。

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映画「グッバイ、ドン・グリーズ!」ポスタービジュアル

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「グッバイ、ドン・グリーズ!」は周囲と上手く馴染むことができないロウマと、同じように浮いた存在のトト、アイスランドからロウマの住む田舎町にやってきたドロップという3人の少年が、アイスランドへと行き着くひと夏の冒険を描いた青春グラフィティ。いしづか監督のほか、キャラクターデザインの吉松孝博、アニメーション制作のMADHOUSEなど、TVアニメ「宇宙よりも遠い場所」の制作スタッフが多数参加している。

梶裕貴

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イベント冒頭では、新型コロナウイルスの濃厚接触者に該当する可能性があると判明したため、登壇を見合わせたロウマ役の花江夏樹から預かってきたというメッセージを、梶が代読。花江は登壇できなかったことを謝罪しながらも、「ロウマから僕の魂を感じてもらえたらと思います。電話ボックスを見かけたら近付いてみてください。すぐ電話します」と作品に絡めたコメントを寄せる。隣にいた村瀬が、珍しくメガネを掛けていた梶に「メガネってそういうことだったんですか!?」と尋ねると、梶は「花江くんの思いもここに乗せられたら」と笑顔で応じていた。

オーディション時のことを聞かれた村瀬は、セリフを読むだけのオーディションもある中で、映像がほぼ出来上がっているという素晴らしい環境に驚いたと話す。一方で梶は、オーディション時に映像があることを手違いで知らされていなかったそう。ぶっつけ本番でキャラクターの口の動きにセリフを合わせなければならなかったが、オーディションはうまくいき「何か、フィーリングが合ってたのかな」と振り返った。いしづか監督も、キャスト決定後にその事実を知らされたそうで「でも合ってたんですよ。本当にびっくりするぐらい合ってた」と梶のスキルの高さを称賛する。監督の言葉に梶も「真面目に声優やっていてよかった(笑)」と胸をなでおろしていた。

村瀬歩

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いしづか監督は「グッバイ、ドン・グリーズ!」が“青春系アニメ”の枠組みにある作品だと説明しながら、「友情、青春を描きたかったわけじゃなくて、世界と人生の哲学みたいなものをすごく大事にしていた」とコメント。「生きるとは?人生とは?とか、自分にとっての世界とは?世界の広さとは?その世界の定義とは?みたいな、すごく難しい哲学の部分も、もし伝わっていたらうれしいです」と作品に込めた思いを語った。

いしづかあつこ監督

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梶は劇中の印象的なシーンとして、ドロップと焚き火を囲んで語り合うシーンを挙げる。繊細な優しさと人のよさから、周りの期待を裏切れず悩むトトがドロップに心情を吐露するその場面について、梶は「あのシーンをめがけて役作りをしていった」と、思いの強さを語る。一緒に演じた村瀬も「梶さんが、自分の芯から出している言葉にしか聞こえなかった」と梶の演技を絶賛。「芝居の楽しさをすごく感じたアフレコでした」と何度も見返すほど好きなシーンだと明かした。

最後の挨拶では村瀬が「自分の求めているものは、絶対に自分の中にあると思います。ドロップはロウマとトトからエネルギーをもらって、それに気付くことができました」と作品を観て自身が感じたことを伝える。続けて「自分の宝物を探すきっかけをくれる作品になっていると思いますので、また劇場に足を運んでいただけるとうれしいです」とコメントしイベントを締めくくった。「グッバイ、ドン・グリーズ!」は2月18日全国ロードショー。

※記事初出時、キャラクター名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

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映画「グッバイ、ドン・グリーズ!」

2022年2月18日(金)全国ロードショー

スタッフ

監督・脚本:いしづかあつこ
キャラクターデザイン:吉松孝博
美術監督:岡本綾乃
美術ボード制作協力:山根左帆
美術設定:綱頭瑛子、平澤晃弘
色彩設計:大野春恵
撮影監督:川下裕樹
3D監督:廣住茂徳、今垣佳奈
編集:木村佳史子
音楽:藤澤慶昌
音響監督:明田川仁
音響効果:上野励
アニメーション制作:MADHOUSE
配給:KADOKAWA
製作:グッバイ、ドン・グリーズ!製作委員会

キャスト

ロウマ(鴨川朗真):花江夏樹
トト(御手洗北斗):梶裕貴
ドロップ(佐久間雫):村瀬歩
チボリ(浦安千穂里):花澤香菜
鴨川太朗:田村淳
鴨川真子:指原莉乃

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(c)Goodbye,DonGlees Partners

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