本日12月24日より公開中の「劇場版 呪術廻戦 0」。結婚を約束していた幼なじみ・祈本里香を交通事故により目の前で失った乙骨憂太が、怨霊と化してしまった里香の呪いに苦しむ中、呪術高専の教師であり最強の呪術師・五条悟の導きにより呪術高専に編入したことから物語が展開される。同作の動員数が、本日15時の時点で100万人を狙える推移になっていることが司会者から告げられると、キャスト陣は驚きの表情を浮かべた。深夜に行われた最速上映を覗きに来ていたという緒方は、「エンディングをこっそり拝見させていただきました。たくさんの方が泣いてらっしゃるのが見えて、そういう気持ちになってくださったんだな、とありがたく思いました」と振り返った。
公開初日を迎え、これまでを振り返った登壇者たち。花澤は「アフレコするまではプレッシャーというか、どういふうに“あの”里香ちゃんを演じようか悩みました」と怨霊と化してしまった里香のポーズを取りながら回想する。「でもアフレコが終わったら、もう早く公開されないかなっていう楽しみのほうが大きかったですね」と続ける。また中村は「12月24日公開が狙えるという話を聞いていて。ただやりたい気持ちはあるけど、MAPPAさんは大丈夫なのかと。スケジュールがタイトな中でも当然クオリティは求められるし、どういう仕上がりになるのか不安もあったんですが、完成を観たとき『ここまでできちゃったんだ』と。だからいいスタートを切れたのはうれしいです」と、映画の仕上がりに感動したと明かした。
櫻井は「……100万人?」となぜか小声で司会者に確認。司会者も釣られて小声で返すと、緒方から「小声の意味!」とツッコミを受ける。そんな櫻井は「まだピンときてないですけど、それぐらいのクオリティだとは思っていたのでうれしいです」と喜びを顕にした。一方、映画化の発表をTwitterで知ったという小松。「2年ズはPVに出てないから知らなかったんです。お客さんと同じタイミングで知って。その後のイベントで、榎木(淳弥)くんと『乙骨(の役)は誰なの?』って話になったんですが、『すごい人がくるよ』ってだけで、教えてくれなくて」と裏話を披露した。
同じく映画化を知らなかった内山は「発表の前日に日野(聡)さんと話をしてて。僕はアニメの続きの展開を知らないんですが、日野さんから話を聞いたら『そうなるとみんなの過去が知りたくなってきますよね』って言ってたんですよ。そんな話をした次の日に映画化が発表されて、本当によくできてる……(笑)」と、作品のプロジェクトチームに対する頼もしさを痛感したと語る。そしてパンダ役の関は「TVシリーズ終わってから、パンダ役ということで、パンダ特集番組のナレーションをやってパンダの生態が勉強できましたし、パンダを扱った雑誌にパンダとして取材してもらったり……」と、パンダへの理解が深まったことを告白し、登壇者や客席の笑いを誘っていた。
完成した作品を観た感想を問われた登壇者たち。緒方は「『呪術廻戦』は、私は後発組で一番新参なので、ちゃんと溶け込んでるんだろうかと。コロナ禍で収録の制約もある中、難しい役柄を演じたので、自分でもはっきりした手応えがあったわけではなかったんです」と述べながらも、完成した映像を観てホッとしたとコメント。花澤は「私は里香ちゃん視点で物語を観たので、乙骨くんのセリフにきゅるんきゅるんしながら観てました。あとはやっぱりエンディング。パンフレットに歌詞が載ってるの最高だなと思います!」と興奮した様子だ。
また中村は「TVシリーズからの推しキャラがいるんですよ、変なメガネの人が(笑)。映画でもなかなかいい感じでがんばってましたので、そういうサプライズ出演がいっぱいあるので、早く皆さんに知って欲しいですし、盛り上がって欲しいです」と語る。続く櫻井は「やっぱりパンダとのバトル。最高でしたね。言葉で聞くと突飛に聞こえるんですけど、カッコよく見えちゃうのが夏油」と回答。すると関も「夏油とパンダはありとあらゆるシチュエーションで死闘を繰り広げる機会が多くて。ここから先が怖いですね」と語る。また「緒方さんは先輩なんですけど、観たとき『緒方恵美、うめーな』って家で言ってました」と明かすと、緒方は苦笑いをしながらも「大変光栄です」と応える。
さらにたくさんありすぎて悩むという小松は「『呪術廻戦』って私の中でちょっとエロいんですよ。セリフまわしもそうなんですけど、乙骨も告白するシーンとかもエロスを感じましたし。TVシリーズ24話で野薔薇が戦うシーンの表情と、映画の乙骨の表情がかぶるシーンがありまして。そこに名前をつけたい!」と独自のこだわりを語る。一方、内山は「ノドナオールが欲しくなりましたね。よくインタビューで棘との共通点を聞かれて、あるわけないと思ってたんですがありました。喉がよくないと仕事にならない(笑)」と、棘と自身の共通点を発見したと述べた。
緒方は「後発組の私が言うのもなんですが、『呪術廻戦』はすごい才能を持った芥見先生の最初の連載であり、日本を代表するクリエイターの方々と個性豊かな役者が集まって作られている作品。乙骨はただのポンコツだったわけですが、自分で自分の悪いところを直しては立ち上がる、を繰り返した先に仲間ができるという彼の生き方は、私個人の社会人としてのあり方と似てるなと思っていて」と乙骨に対する思いを語る。そして「何度でも足を運んで、新しい発見をしてもらえたら。みなさんのお力になれるそんな映画です」と舞台挨拶を締めくくり、最後はティザービジュアルを模した特製巨大ケーキで、公開を祝った。
「劇場版 呪術廻戦 0」
2021年12月24日(金)公開
原作:「呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校」
制作:MAPPA
配給:東宝
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楊(やん) @yan_negimabeya
【イベントレポート】「呪術廻戦 0」公開初日、乙骨の告白シーンに小松未可子「エロスを感じました」 https://t.co/iskHB2bTY5