「薔薇王の葬列」は、シェイクスピアの史劇「ヘンリー六世」「リチャード三世」を原案とするダークファンタジー。2022年1月9日に放送がスタートし、連続2クールで放送される。トークショーにはリチャード役の
本日のイベントで上映されたのは第1話から第3話まで。一足先にアニメを観たというキャスト陣は、その絵の綺麗さについて絶賛する。映像には監督のこだわりで独特の演出がちりばめられているそう。速水は「影絵の部分や絵が止まっているところこそ、物語や人の心理が動いてると感じられて僕は好きでした」と語る。
アニメでは原作の最終話まで映像化されるとのこと。斎賀は原作について「少女マンガなんですが、絵画のような印象を受けました」と述べ、面白くて一気に読んだという緑川は「連載誌の最新号をずっと探してたんですが見つからなくて……今日やっと付録のカレンダーと一緒に手に入りました」と笑顔を見せる。原作をしっかりチェック済みという2人に対し、速水はアニメの台本でリチャードに関する衝撃の展開を知り、そのショックで原作を読み進められなくなってしまったと明かした。
自身が演じるキャラクターの印象をMCに聞かれると、斎賀はとにかく綺麗で、過去に鑑賞した舞台で描かれたリチャード3世とは印象がまったく異なると話す。緑川は自分なりに役柄を作り込んでいくが、アフレコでは毎回まだヘンリーらしさが足りないとダメ出しを受けているそう。「ヘンリー、一筋縄じゃいかないなと思いました」と苦労を吐露する。速水についてはヨーク公に声がぴったりすぎると斎賀が太鼓判。まだ声を入れていないのに映像からヨーク公から速水の声が聞こえてくると言う斎賀に、速水は「今度から僕の声が聞こえてきたら、使用料で30円を取るよと言ったんです(笑)」と話した。
イベントではインターネットラジオステーション・音泉にて、斎賀がパーソナリティの「薔薇王の葬列 Radio~リチャードの部屋~」が配信されることも発表に。アフレコ現場は本番以外は和やかで、キャラにあだ名を付けるなどして楽しんでいるというエピソードも披露された。締めの挨拶を求められた斎賀は「目を背けたくなるような心痛むシーンがあるかもしれないですが、それも含めてリチャードたちの物語を見届けていただければ」とコメント。最後は3人それぞれ薔薇の花を携えてのフォトセッションが行われ、イベントは幕を閉じた。
TVアニメ「薔薇王の葬列」
放送情報
TOKYO MX:2022年1月9日(日)より毎週日曜日22:30~
BS11:2022年1月11日(火)より毎週火曜日24:00~
サンテレビ:2022年1月9日(日)より毎週日曜23:30~
KBS京都:2022年1月9日(日)より毎週日曜日23:30~
スタッフ
原作:
原案:ウィリアム・シェイクスピア『ヘンリー六世』『リチャード三世』
監督:鈴木健太郎
シリーズ構成・脚本:内田裕基
キャラクターデザイン:橋詰力
美術監督:泉健太郎
色彩設計:店橋真弓
撮影監督:高橋昭裕
音響監督:岩浪美和
音楽:大谷幸
音楽制作:ランティス
アニメーション制作:J.C.STAFF
キャスト
リチャード:
ヘンリー:
ヨーク公爵リチャード:
エドワード:鳥海浩輔
ジョージ:内匠靖明
ウォリック伯爵:三上哲
ケイツビー:日野聡
マーガレット王妃:大原さやか
エドワード王太子:天崎滉平
アン:鈴代紗弓
イザベル:真野あゆみ
エリザベス:伊藤静
セシリー:久川綾
ナレーション:大塚芳忠
※天崎滉平の崎はたつさきが正式表記。
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「薔薇王の葬列」速水奨が斎賀みつきに30円を請求、声が勝手にアテレコされる使用料で https://t.co/MimeZizy7D