このマンガがすごい!今年の1位は「ルックバック」と「海が走るエンドロール」

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宝島社が毎年発行しているマンガ紹介本の最新版「このマンガがすごい!2022」が、12月9日に発売される。そのオトコ編1位が藤本タツキ「ルックバック」、オンナ編1位がたらちねジョン「海が走るエンドロール」と発表された。

「このマンガがすごい!2022」(宝島社)

「このマンガがすごい!2022」(宝島社)

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藤本タツキ「ルックバック」

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オトコ編1位の「ルックバック」は、絵を描くことに絶対の自信を持っている少女・藤野と、不登校の同級生・京本が織りなす物語。小学校の学年新聞で4コママンガを連載し天狗になっていた藤野だったが、京本が描いたマンガが同じく学年新聞に掲載され、その絵の上手さに打ちのめされる。そのショックでマンガを描くことをやめてしまった藤野だったが、とあるきっかけから京本と交流を持ち、再びマンガへの情熱を取り戻す。作者の藤本は「このマンガがすごい!2021」でも「チェンソーマン」でオトコ編1位を獲得しており、2年連続でオトコ編で同じ作者が1位を取るのは初。

たらちねジョン「海が走るエンドロール」1巻

たらちねジョン「海が走るエンドロール」1巻[拡大]

オンナ編1位の「海が走るエンドロール」は、夫と死別した65歳の女性・茅野うみ子の物語。数十年ぶりに訪れた映画館で、映像専攻の美大生・海(カイ)と出会ったうみ子は、上映中に客席を気にしていたことを指摘される。あるきっかけで海を自宅に招いたうみ子は、彼に「映画作りたい側なんじゃないの?」と指摘されたことで自分の気持ちに気付く。同作は月刊ミステリーボニータ(秋田書店)で連載中だ。

「このマンガがすごい!2022」には、第1位に選ばれた2作品の描き下ろしイラストと、それぞれの著者へのインタビューが掲載されている。また1位以外のランキング入り作品と、人気マンガ家や有名人に聞いたオススメマンガの紹介なども収録。三浦建太郎「ベルセルク」特集も組まれている。

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