イベントには、各務原なでしこ役の
和やかな雰囲気の中、劇伴を担当した立山秋航率いるゆるキャン△アコースティックバンドが、客席中央を通って続々と登場する。バンドメンバーの衣装テーマは「キャンプに行く服装」とのことで、メンバーはそれぞれ思い思いのキャンプルックを披露。立山は半袖姿のメンバーに「虫に刺されるよ!」とツッコみ、観客を笑わせる。「次のキャンプはどうしよっか?」「ソロキャンの嗜み」の演奏中には、花守らキャストがリズムに合わせて鍋やシェラカップを打ち鳴らしながら現れ、演奏を盛り上げる場面も見られた。
「ゆるキャン△ SEASON2」サウンドトラック収録の「なでしこ」という曲について立山は、「模索した結果、“なでしこ”っていう4音のイントネーションをそのまま音楽にしてみたらどうかなと思ったんです。音程の差に注目して聴いてみてください」と裏話を披露し、そのまま「なでしこ」「なでしこの思い」を披露する。朗読劇でなでしことリンが浜松での思い出を語ると、浜松編の楽曲として使用された「浜名湖のテーマ」などが立て続けに演奏された。
物語は5人がなでしこの作ったほうとうを囲みながら、伊豆キャンプを回想するシーンへ。「また行こうね、伊豆キャン!」というなでしこのセリフのあと、ステージにはケーナ・サンポーニャ奏者の武田耕平、チャランゴ奏者・桑原健一が現れ、フォルクローレ調の「ようこそジオパークへ」「大ハシャギROUTE136」をゆるキャン△アコースティックバンドとともに披露する。伊豆編の楽曲演奏中には立山の「みんなで遊ぼう!」という呼びかけにより、観客が手拍子を打つ、足を踏み鳴らすなどバンドメンバーと一体になって音楽を楽しんだ。
トークパートでは、キャスト5人がステージに揃い、イベント前半の感想を語っていく。山梨で行われる「ゆるキャン△」のイベントに5人で参加するのは初めてということもあって、5人は声を弾ませる。東山は花守とともに以前甲府で行われたイベントに参加したことを振り返り、「そのときは駅前の広場にお邪魔したんですけど、今日の会場からはまたちょっと違った甲府の景色を楽しむことができました」と笑顔。原は「私はアメリカにも行かせていただいて、意外と『ゆるキャン△』イベントの参戦率高いんですよね」と述べ、ほかのキャストたちから「部長!」と囃し立てられると誇らしげに胸を張る。豊崎は作中に登場する松ぼっくりのセリフ「コンニチワ!」を生披露しつつ挨拶し、「みんなで集まれたこともうれしいし、素晴らしい音楽を生で聴けたこともうれしいです!」とコメント。「ゆるキャン△」のイベントで東京以外を訪れるのは初めてという高橋は「役柄も関係しているのかなと思うんですが、『SEASON2』で恵那ちゃんもキャンプに行くようになって、私もイベントにも参加することができてとってもうれしいです!」と顔をほころばせる。花守はイベント前半で立山が話していた「なでしこ」のエピソードを思い返し、「部長(原)と、このあとの朗読劇で“なでしこ”って呼ぶ部分ないんですかね?って話していたんですけど、なさそうなので……映画でお楽しみに!」とアピールした。
グッズの紹介や、11月11日に発売されるゲーム「ゆるキャン△ Have a nice day!」の告知に続き、アウトドアイベント「第1回やまなしアウトドアまつり ゆるフェス△」の開催が明らかに。会場ではステージイベントやアウトドア体験のほか、「ゆるキャン△」関連の展示が行われるが、キャストたちは会場で提供されるフードメニューに思いを巡らせ、妄想が止まらないようだった。「第1回やまなしアウトドアまつり ゆるフェス△」の詳細は今後アニメ公式サイトで順次発表される。
イベントもいよいよ後半に。「ゆるキャン△のテーマ」「キャンプ行こうよ!」など「ゆるキャン△」1期の楽曲が数曲披露されたあと、立山の呼び込みでステージに
コンサートも終わりと思いきや幕が上がり、壇上中央には大きなカリブー君が。撤収を焦る花守と微動だにしないカリブー君のやり取りに会場が笑う中、映画「ゆるキャン△」の最新情報として、公開時期とティザービジュアルが発表される。再度ステージに集まったキャストたちはビジュアルの感想や、これから届くという台本についてトークし、映画への期待を盛り上げた。
※記事初出時、見出しの人物名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
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【イベントレポート】「ゆるキャン△音楽祭」花守ゆみりら5人が山梨に初集結、鍋とカップ持ち演奏にも参加
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