真っ赤な髪を持つ少女・鬼頭つつじは、死がつきまとう“死神女”だと周囲に噂されている。ある日、刃物を持った男に追い回された彼女は、足を滑らせてビルから転落。死んだと思いきや、異国にトリップしてしまったことから物語が動き出す。わけもわからぬまま目の前の化け物を退けたつつじを、周囲の人々は口々に“聖女”と呼ぶ。だがつつじを召喚した非道な男は、「これはオレの下僕(もの)だ」「聖女かどうかなど見極めてやるさ」と彼女を後宮に連れ去って……。「百千さん家のあやかし王子」の著者が贈る、異世界ファンタジーだ。
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「百千さん」の硝音あやがカムバック、ASUKA新連載「影時さまのくれなゐ後宮」
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