6月11日に封切られたばかりの「映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ」。上映後に登壇した島袋と小林は、観客からの大きな拍手に迎えられ笑顔を見せる。映画の公開が当初の予定だった4月から延期されていたことを受け、島袋は「こうしてお客様がいる状態で映画館で観ていただけることが、こんなにもうれしいんだと。皆さんと時間を時間を共有できることに興奮して参りました」と挨拶。自身が演じる恩田希について、「ヒロインにしてはがさつさが目立つキャラクター(笑)。でも、誰よりも諦めない気持ちや、みんなにキラキラしたサッカーを届ける、その一瞬の輝きがとにかく強い子」と魅力をアピールした。
小林は自身の歌う挿入歌「Can you sing along?」が使用されるシーンについて、「世界観にとてもマッチしていて、のんちゃん(希)のがんばる姿が本当にキラキラして見えて。自分の曲が挿入歌として流れることもうれしくて、本当に涙が止まらなかったです」と振り返る。「Can you sing along?」は小林が2019年よりライブでのみ披露してきた未音源化の曲で、挿入歌への起用が決まった際は「こんなことあるんだ……!」と驚いたという。そして主題歌「空は誰かのものじゃない」については「まっすぐな青春ソング。迷いや悔しい思いがありながらも、強く前を向いて進んでいくような、どこまでも広がる空の青さの可能性を感じるような曲」と思いを語った。
放送中のTVアニメでは希の高校時代、映画では中学時代が描かれる「さよなら私のクラマー」。サッカーに打ち込む希のように、学生時代に熱中していたものは?と尋ねられた島袋は、「ずーっと寝てるような子供だったので、記憶がほとんどない」と笑い、「このお仕事を始めてからは、お芝居に熱中することができたので。学生時代は今よりもっとポンコツでした(笑)」と振り返る。一方の小林が「ずっとダンスをやっていたので、毎日のようにいろんな先生にいろんなジャンルを習ってました」と答えると、島袋は「カッコいい……!」と目を輝かせた。さらに学生時代と比べて成長したことを聞かれると、「うーん……」と顔を見合わせる2人。島袋が「ちょっとずつ人の目を見て話せるようになりました」と話すと、「それはすごいね!」と小林がニコニコしながら褒めるなど、舞台挨拶では親し気な2人の関係も垣間見えた。
最後に島袋は「皆さんもきっとのんちゃんみたいに貫き通したいこと、曲げられないことがあると思うんですが、がんばり続けるのって大人になってからだとすごく難しい。なので心が折れそうになったときには、またぜひ観ていただけたら」と呼びかけ、「いろんな方に『さよなら私のクラマー』と、そしてあいきゃん(小林)の歌が届けばいいなと思っております」とメッセージを贈った。「映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ」は全国で公開中。
※記事初出時、本文に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
「映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ」
公開中
スタッフ
原作:
監督:
脚本:高橋ナツコ
キャラクターデザイン:伊藤依織子
音楽:横山克
アニメーション制作:ライデンフィルム
製作:「映画 さよなら私のクラマー」製作委員会
キャスト
恩田希:
越前佐和:若山詩音
山田鉄二:内山昂輝
竹井薫:逢坂良太
谷安昭:土屋神葉
恩田順平:白石涼子
鮫島幸造:遊佐浩二
矢部先生(特別出演):矢部浩之
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