「The Final」の舞台挨拶には緋村剣心役の
ここからは「The Beginning」には出演していない武井、青木、土屋が、「The Beginning」の舞台挨拶に登壇するキャストたちに質問を投げることに。剣心に巴をフラッシュバックをさせるという意図で、薫の髪型を巴に寄せていたと明かした武井は、雪代巴役の
青木は「The Final」と「The Beginning」の両作に携わった佐藤、江口、大友監督に「ほぼ同時期に撮ってましたけど、どこにその体力と気力が残ってたんですか?」と質問。佐藤はその場で「これはね、俗に言う“別腹”なんですよ。『The Final』でお腹いっぱいと思いきや、意外といけるんです」と回答する。土屋は大友監督に「大友監督は台本のセリフを言い終わっても、役の息遣いが続いていると思ったらカットをかけない方だと感じていて。監督が『The Beginning』でカットをかけたくない!と思ったシーンはどこですか?」と質問し、次の舞台挨拶での答えを待った。
「The Beginning」の舞台挨拶には佐藤、江口、大友監督に加え、巴役の有村、辰巳役の
有村は役作りについて、衣装やメイクへ、監督とのすり合わせなどに触れながら「一番大きかったのは、健さん演じた剣心がそばにいてくれたこと」とコメント。これを受け、佐藤は「本当に儚くも温かい日々でした。野菜を育てるとか、すごい地味な生活を送ってたんですけど、その生活がいかに幸せかってことを教えてくれました」と語った。
幕府側の侍を演じた村上、北村、江口。村上は「衣装合わせに行ったとき、原作の沖田総司のビジュアルとは違っていて。衣装を着て江口さんと並んだ姿を見て、『あ、これは今まで10年間紡がれてきたシリーズとは少し違う方向性のものを作るんだな』と思いました。剣心という架空のキャラクターがいる中で、実在した人物を演じるということは、下手な“キャラクター感”を許してくれないんだなと思いました」と話した。
ここからは「The Final」の舞台挨拶でもらっていた質問に答えることに。有村は武井からの「巴に寄せた薫はどうでしたか?」という質問に対し、「とても美しかったです。巴から見た薫さんはすごく無邪気だったり素直だったり、巴にないものをたくさん持っていらっしゃるので、巴にとってとても眩しい人なのではないかなと思います」と述べる。有村が答えづらいのではと心配していた佐藤は「うちの薫がすみませんでした」と冗談混じりで謝った。
土屋の「大友監督がカットをかけなかったシーンは?」という質問について、村上は「あんまり記憶ない……」とポツリ。北村も有村も「そういう記憶ないですね」「カット尻はそんなに長くなかった気がします」と続ける。大友監督は「今回いつもに比べると大変だったんで、早くカットかけて明日の準備したかったから」とジョークを飛ばしながら、「役でいる時間を少しでも増やすことが必要なときもあるんだけど、今回は意外とスコーンとみんなが役に入ってくれたから、そういうことをする必要もなかったのかな」と答えた。
またキャストの知られざる謎に触れるコーナーでは、佐藤が「北村さんってこう見えて、誰よりも気を遣う人なんです。食事をしてるときにお茶碗持ってたの覚えてます? 演出でお茶碗が欠けてるんですけど、欠けてる部分がめちゃめちゃ正面にくるようにしていて。そういう細かい仕事を画に映そうっていう気の使い方をされるんですよ」と言及。北村は「それは皆さんが一生懸命作ってくださるから。それに気付く君もすごいよ!」と照れた様子で、佐藤は「ぜひお茶碗見てください」と呼びかけた。
最後に佐藤は公開初日足を運んだ観客や、これから映画を観る人に一言挨拶。「皆さんの支えがあってここに辿り着くことができました。最初はこれをもって『るろうに剣心』シリーズが終わってしまうことが寂しいという気持ちを抱えていたんですが、公開が迫ってくるうちに少し気持ちも変わってきて。今までずっと『るろうに剣心』は終わりに向かっていってると感じてたんですけど、この『The Beginning』を観てもらって『るろうに剣心』はやっと始まるんだなと思っています。完成した『るろうに剣心』シリーズを末長く愛していただけたら」と述べ、イベントは幕を閉じた。
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