6月11日に全国公開される「映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ」は子供の頃から男子に混じってサッカーを続けてきた中学生の少女・恩田希が、男子サッカー部の中で苦闘する姿を描いた青春ストーリー。4月より放送されている、希が女子サッカーの頂点を目指す高校生編を描いたテレビアニメ「さよなら私のクラマー」の前日譚となる。本日のイベントには恩田希役の
島袋は自身が演じた恩田について「恩田は気持ちいいぐらいサッカーが大好きで、自分のやりたいサッカーを突き詰めている素敵な子です。映画を観て、改めてきらめきがすごい子だなと思いました」とコメント。また高校生を演じているテレビアニメとの違いについては「恩田の中身はずっと同じままなので、変化を付けようとは考えてなかったです。ただ中学時代は男子に混じって試合に出られない苦しさも描かれているので、その気持ちに寄り添っていけたらと思って演じていました」と答える。島袋の発言を横で聞いていた矢部が「今、ノンちゃん(の声)で喋ってます?」と問いかけると、島袋は「島袋として喋ってます(笑)」と返答。すると矢部は「ノンちゃんの声なんですよね。横で聞いててスゲーって思いました」と感心した様子だった。
サッカー好きとしても知られ、作品の応援マネージャーを務める影山。「5歳から小6まで地元の少年サッカーチームでサッカーをやっていました。映画版は中学生編で、ノンちゃんは男子の中でプレイしてると思うんですけど、私も男子が20人近くいる中で女の子1人でやっていて。成長とともに男の子たちが体格良くなってきて、当たり負けすることも多くなって。悔しい気持ちもあったけどどうすることもできない問題だったので、そういう葛藤は共感できましたね」と自身の経験と恩田を重ね合わせて語る。すると矢部も「まさにノンちゃんだね」とうなずいた。
そんな矢部は本作について「ノンちゃんは女子で、男子の中に混じってプレーする葛藤があるんですけど、男子に置き換えても共感できる物語だと思います。レベルが上がっていくにつれて通用しなくなっていく辛さというのは、現役のサッカー選手へのメッセージにもなってるんじゃないかな」と述べる。また自身が演じた矢部先生については「映画を観に来る方には、エンドロールが終わるまで観てほしいと伝えておきたい(笑)。エンドロールで帰る方も多いと思うんですけど、ぜひとも最後までご覧になってほしい」と自身の出番をアピールした。
映画の注目ポイントについて、島袋は「試合のシーンは、実際にテレビで試合を観てるような俯瞰した視点もあればボールの目線になったりして、いろんな視点からサッカーを楽しむことができると思います」とコメント。また小林も「私はサッカーをやったことがないんですけど、まるで一緒に走ってるような感覚になる映画だったので、そこがポイントかなと思います」と述べる。また影山は「私は戦術を考えるのが好きで、監督や選手の考えていることをよく想像するんですが、アニメでは心の声が聞けるので、そこは現実のサッカーでは体験出来ない楽しみ方だと思います」とサッカー好きならではの視点で見どころを語った。
さらにこの日のイベントでは、映画のヒット祈願と銘打ち、クリスティアーノ・ロナウドのゴールパフォーマンス「Siuuuuu!!」を披露する場面もあった。最後に島袋は「まずは劇場で公開していただけるのが何よりありがたいです。元々は劇場版を公開してからテレビアニメが放送される予定だったんですが、このタイミングでの上映になったことで、逆にアニメを楽しんでくださった方々が“エピソード0”として恩田ががんばってきた過去を知るいい機会になったのでは。恩田のどんな状況でもくじけず、折れないで、自分のやりたいことをやるところは、私にはすごく難しいことですが、恩田はそれを笑顔でやってのける女の子です。ぜひ恩田の勇姿を劇場でご覧いただけるとうれしいです」と語り、イベントを締めくくった。
「映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ」
2021年6月11日(金)より、東京・新宿バルト9ほか全国劇場にて公開
スタッフ
原作:
監督:
脚本:高橋ナツコ
キャラクターデザイン:伊藤依織子
音楽:横山克
アニメーション制作:ライデンフィルム
製作:「映画 さよなら私のクラマー」製作委員会
キャスト
恩田希:
越前佐和:若山詩音
山田鉄二:内山昂輝
竹井薫:逢坂良太
谷安昭:土屋神葉
恩田順平:白石涼子
鮫島幸造:遊佐浩二
矢部先生(特別出演):
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