アニメ映画「岬のマヨイガ」の主人公・ユイ役に
8月27日に公開される「岬のマヨイガ」は、東日本大震災の被災地を舞台としたアニメ3作品を制作する「ずっとおうえん。プロジェクト 2011+10…」のうちの1作。「野間児童文芸賞」を受賞した柏葉幸子の同名小説を原作に、海の見える古民家“マヨイガ”での、血のつながりがない家族たちの不思議な共同生活が描かれる。映画では監督を
芦田が今回演じるユイは、ある事情で家を出てきた17歳の少女。不思議なおばあちゃん・キワさんとの出会いを経て、両親を事故で亡くしたショックで声を失った8歳のひよりとともに、“訪れた人をもてなす”という岩手県に伝わるふしぎな伝説の家“マヨイガ”で暮らすことになる。芦田は出演にあたり「“マヨイガ” は、本当は私たちの周りにも存在するかもしれないのに、皆さんが気付いていないだけかもしれません。そういった、自分にしか気付くことのできない“小さな幸せ”って実は身近にあるんだよというメッセージを作品から感じました」と語った。
特報はユイとひよりが、キワさんに連れられてマヨイガを訪れるシーンからスタート。マヨイガでの3人のあたたかな日常とともに、物語の舞台である岩手の美しい自然や、マヨイガに集う“ふしぎっと”と呼ばれる河童や狛犬などの優しい妖怪たちの姿も収められた。
さらに、追加スタッフ情報も公開。キャラクターデザイン原案を賀茂川、音楽を映画「リトル・フォレスト」などで知られる
そのほか物語の舞台のモデルとなった岩手県内の各自治体との取り組みも決定。大槌町や遠野市では、映画とのコラボグッズの開発やコラボビジュアルの制作などさまざまな展開が予定されている。
「ずっとおうえん。プロジェクト 2011+10…」では同作のほか、福島県が舞台のアニメ映画「フラ・フラダンス」、宮城県が舞台のTVアニメ「バクテン!!」を制作。これらの作品が、舞台となる地を訪れるきっかけとなり、長期的な被災地支援につながることを目指している。
芦田愛菜(ユイ役)コメント
岩手県に伝わる、迷い込んだ人をもてなしてくれる伝説の家、“マヨイガ”。本当は私たちの周りにも存在するかもしれないのに、皆さんが気付いていないだけかもしれません。そういった、自分にしか気付くことのできない“小さな幸せ”って実は身近にあるんだよというメッセージを作品から感じました。そして、ユイを演じることを通して、自分を受け止めてくれる人がいるということは、こんなにも心地が良くて優しい気持ちになれるんだなということを感じました。
映画「岬のマヨイガ」が、皆さまにささやかな幸せを運んでくれるといいなと思っています。
賀茂川(キャラクターデザイン原案)コメント
彼女たちはどんな洋服や靴が好きなんだろう。とはいえ大変な時だったから、格好まで気が回らないかも? あるいはファッションに全然興味なかったらどうしよう。いやさすがにそれは失礼か。
ファッションやデザインは心を豊かにすると思っています。大変な時だからこそ、ちゃんと彼女たちの好きなものを用意してあげたかった。
ファッションはキャラクター原案の一部に過ぎませんがぜひ各キャラクターを足先まで御覧ください。
宮内優里(音楽)コメント
不思議や不安がいっぱいで、生きづらさも時折感じる今の世の中。劇中のキャラクターたちが、不思議はやわらかく、不安はしっかりと受け止めて逞しく前に進んでいく姿に、音楽を作りながら背中を押してもらったような気がします。
あらすじに「ふしぎだけどあたたかい」という言葉がありますが、ふしぎなものというのは、とってもあたたかいものなのかもしれません。
ぜひ劇場で、ふしぎなあたたかさを感じてみてほしいです。
岩手県知事・達増拓也コメント
私が演じた小鎚川の河童は、のんびりとしたキャラクターで、自然体で演じることができたと思います。岩手県は、映画に登場するマヨイガや、私が演じた河童をはじめとした妖怪文化が根付いています。映画では、その不思議な世界が、岩手の豊かな海や山の景色とともに美しい映像で描かれていますので、たくさんの方にご覧いただき、岩手の魅力を感じてほしいと思います。
アニメ映画「岬のマヨイガ」
2021年8月27日(金)公開
スタッフ
原作:柏葉幸子「岬のマヨイガ」(講談社刊)
監督:
脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン原案:賀茂川
音楽:
制作:david production
製作:「岬のマヨイガ」製作委員会
配給:アニプレックス
キャスト
ユイ:
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