原作最後のエピソードとなる「人誅篇」を題材に、縁との戦いを描いた「
新型コロナウイルス感染拡大による延期を経て公開されることに対し、感想を聞かれた佐藤は「早く観てほしい気持ちがありますが、これで本当に終わりだと思うと寂しさも感じます。完成した喜びも寂しさも含めてファンの皆さまと共有できたらうれしいです」とファンへ呼びかけた。前作から5年振りに薫役を演じた武井は「うれしかったです。目の前に剣心が現れてくれて。牛鍋をつくシーンは前作にもあって、すごく懐かしく思い出しました」と思いを馳せた。高校生のときに実写映画「るろうに剣心」を観たという土屋は「ものすごい衝撃で、なんで私はこの世界にいないんだろう、この世界の中に絶対に入りたいと心から強く願っていました。それから10年、今私は巻町操と一緒にここに立っております。もう本当に幸せです!」と満面の笑みを浮かべてコメント。青木は世界中から集まったファンに、英語で呼び掛けてイベントを盛り上げる。
シリーズ初参加となる新田と有村、高橋の3人。佐藤演じる剣心を初めて見たときの印象について新田は「1作目が公開したとき、僕は14歳でした。ファンなので、撮影現場に入ったときに『本物の剣心だー!』って思いました(笑)。その後戦うんだと思って、縁にすぐ切り替えましたが」と興奮気味に話し、「監督からは『この映画までアクションをどこにも見せないでくれ。その代わり全部見せられるようにするから』と言われて。僕も『わかりました』と。僕ができることをすべてやった作品です」と役を演じきったことに自信を見せる。これには佐藤もうなずき、「体の作り方に懸ける思いもそうだし、ドストイックというくらい、役への向き合い方が素晴らしかった」と新田を称賛した。
有村は「監督やプロデューサーさんが『ずっと待ち望んでいたエピソードをようやく撮影するときが来た、雪代巴という役は剣心にとってもみんなにとってもすごく大切な役』とおっしゃっていて。プレッシャーでもありましたが、その言葉があったからこそ、皆様に寄り添いたいと思って参加しました。撮影のときに佐藤さんが『剣心の役作りは巴から始まっている』と私に言ってくださって。私の中ではその言葉がとても心に残っていますね」と思い出深いエピソードを述べる。高橋は「大友さんとも健さんとも以前ご一緒したことがあるんですが、大友さんの組は非常に心地が良い現場だと思っていて。そのなかに佐藤さんがいてお芝居ができるという空間を幸福に思いながら、楽しみました」と撮影当時を振り返った。またシリーズ全作品に出演している江口は、「マンガ原作ではあるんですけど、日本の時代劇というもののDNAを掴んでいるという感覚は最初からありまして。だからちょっと本気でいってみようと思って10年間取り組んできました」と語った。
続いて国内外のファンから寄せられた、熱いコメント動画がスクリーンに映し出される。なかには小さな子供が剣心の技をマネする動画も。さらにリアルタイムで繋がった女の子から「(剣心の)『おろ?』が見たいです」というリクエストが飛び出すと、それに応えた佐藤が「おろ?」と発言し、会場を沸かせるという一幕も登場した。
最後に佐藤は「この作品で10年前にともに戦った仲間たちと、今回新たに加わった仲間たちとともに、また本気で映画を作らせていただきました。10年と簡単に言っていますけど、間違いなく支えてくださった皆さまやこの映画を愛してくださった皆さまがいるから、我々は今ここに立てています。本当に感謝してもしきれません。そんな我々の感謝の気持ちをこの映画に乗せてお届けできたらなと思っています。僕たちにとって非常に特別な作品となりました」と感極まった様子で、ファンに感謝を伝えた。大友監督は「今回の2本は実はまったく違う時代を描いた映画で、2本を同時に作っていくのは大変でした。現場で撮影している最中も、とにかく最後までたどり着いてお客さんに見てもらえれば、今までの3作品と同じように何か奇跡が起こるかもしれない、面白いこと起きるかもしれないと思っていました。公開されるまで、こんなに恋焦がれた気持ちになったことはないですね。まずはぜひ映画を観ていただて、目を皿のようにして、SNS上で皆さんの感想を探したいです(笑)」と言い、イベントを締めくくった。
映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」
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