大橋の短編集「ゾッキA」「ゾッキB」を原作に、竹中、山田、齊藤の3人が監督を担当する映画「ゾッキ」。竹中が監督するパートに出演した鈴木は、過去にも共演した竹中と撮影できたことを喜びながら、「今までになかった役だったので、自分自身戸惑いながらも、竹中監督に教わりながらすごく楽しく撮影できました」と思い返す。また竹中は朗読劇で共演した鈴木のキャスティング理由を「声の音色」と話し、同じく竹中のパートに出演する松井の起用理由も「声の音色。あと振り向いたときの首の線」とコメントした。
齊藤の監督パートに参加したのは演技初挑戦となる九条。オファーを受けた際は「ドッキリだと思っていた」と振り返る。大橋の「シティライツ」の愛読者で「ゾッキ」も原作のファンだったという九条は「まさか『ゾッキ』という作品で、しかも好きな話の伴くんとして出演させていただけるということだったので。人生で一度も坊主にしたことがなかったんですけど、『もう全然髪もいらないんで好きに使ってください』とオファーを受けました」と作品への愛を明かした。そして衣装合わせの際、齊藤にバリカンで髪を剃られたと言い、「いざ鏡を見たら、伴がそこにいるというか。まさか自分がここまで作品に忠実になれるとは思わなくて、さすが工監督!と思いました」と回想。すると、それを聞いた齊藤から「自分で『伴がそこにいる』って言えるのすごいな(笑)」とツッコミが飛んだ。
短編集である原作が、1本の長編映画として制作された今回の映画。完成作品の感想を聞かれた大橋は「最初はどうなるんだろうと思っていたので、最初に観たときはなかなか自然に観られなくて。でも何度も観ていたらただただ面白くて。僕の原作よりしっかり楽しいなと思いました」と感想を述べる。また「(キャストの)皆さん、もうばっちりです。マンガよりすごくいいです」と称賛した。
そのほかイベントでは「明日がちょっと、楽しくなる。」という映画のコピーにちなんだ質問コーナーも展開。「明日をちょっと楽しくするために工夫していることは?」と質問された山田は「誰とでも仲良くなれるタイプなんですけど、ちょっと苦手だなという人が5000人くらいいる」と話し始め、「そういう人たちの家の近くに落とし穴を掘りに行くんです」と冗談交じりに回答し会場の笑いを誘った。
映画「ゾッキ」は4月2日に全国ロードショー。愛知・蒲郡市では本日から先行上映されているほか、愛知県では3月26日に公開される。
映画「ゾッキ」
2021年3月20日(土)愛知県蒲郡市先行公開
2021年3月26日(金)愛知県先行公開
2021年4月2日(金)全国公開
スタッフ
監督:
原作:
脚本:倉持裕
音楽:Chara
配給:イオンエンターテイメント
キャスト
吉岡里帆、
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