演劇「ハイキュー!!」シリーズの11作目となる「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色・2”」は、同シリーズの最終公演にあたる作品。前作「“ゴミ捨て場の決戦”」では、烏野高校と音駒高校の因縁の対決が行われ、烏野高校が見事に勝利を収めた。その続編となる「“頂の景色・2”」では、春高の“魔の3日目”が描かれ、烏野高校・日向翔陽と鴎台高校・星海光来の小さな巨人対決などが展開される。烏野高校のメインキャストとして、日向翔陽役の
舞台は主人公の日向が、小さな巨人に憧れてバレーボールを始め、烏野高校に入学し、影山に再会するところからスタート。八百屋舞台に設置された壁に、春高に至るまでの試合の様子が映し出される。そして舞台は春高の会場へ。烏野高校と鴎台高校の試合を中心に、梟谷学園高校対狢坂高校の試合や、及川と鷲匠がテレビで観戦する模様などが、巧みに盛り込まれていく。そこにかつて小さな巨人と呼ばれた宇内天満が応援に駆け付け、新旧の小さな巨人が集うことになる。試合の模様はプロジェクションマッピングをはじめ、チームごとのアクロバティックなダンスやワイヤーアクションなど、さまざまな演出を駆使して表現。烏野高校と鴎台高校のスターティングメンバーをアナウンスする場面は、映像に和太鼓の演出も加えられ、見応え十分だ。梟谷学園・木兎と狢坂高校・桐生八による全国屈指のエース対決では、桐生役の
後半の冒頭では、影山が祖父の影響でバレーボールに目覚め、中学での苦い思い出を引きずりながら、日向に再会するシーンが登場。そこから烏野高校と鴎台高校の試合も、クライマックスへと向かう。鴎台高校の戦略に翻弄される烏野高校。烏野高校のエース・東峰旭による自分自身との戦い、日向に起きた体調不良のアクシデントといったシーンが描かれていく。途中退場を余儀なくされた日向と、彼を叱咤激励する顧問・武田の姿を、醍醐と武田役の
木下、醍醐、赤名、輝山、桜庭、遊馬からはコメントが到着。初演から作品を手がける木下は「観客皆さまのそれぞれの中に答えがあって、僕らはそれを少しだけ手伝うような気持ちで演劇を創っています。僕らがすることは、ただただまっすぐに演劇をするだけです。今回の作品は、5年半かけてつくった演劇です。本当にたくさんの筋肉をつけました。僕もキャストもスタッフも」とこれまで培ってきたものに思いを馳せる。「“東京の陣”」から主演を務める醍醐は、「今まで関わってきた全ての方々の思いを繋ぐことを目標に掲げて、稽古期間を日々過ごしてきました。前向きになれる熱い作品になっていると思います。あとは皆さまと一緒に育てていきたいです」と意気込みを語る。赤名は「演劇『ハイキュー!!』の終幕『“頂の景色・2”』で影山飛雄を演じられることを心の底から光栄に思っています。稽古から演劇『ハイキュー!!』ならではの熱量が爆発していました。限界のその先まで自ら自分たちを追い込み、稽古期間を過ごしてきたので終幕にふさわしい作品になったと思います」と自信をのぞかせた。
「“頂の景色・2”」は本日と3月21日に東京・TOKYO DOME CITY HALL、4月3日、4日に宮城・多賀城市民会館 大ホール、9日から11日まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、17日、18日まで兵庫・あましんアルカイックホール、23日、24日まで福岡・アルモニーサンク 北九州ソレイユホールで開催され、その凱旋公演が29日から5月9日まで東京・TOKYO DOME CITY HALLにて行われる。なお20日、21日の全4公演と大千秋楽公演は、PIA LIVE STREAMにて生配信される。詳細は公式ホームページで確認を。
ウォーリー木下(演出・脚本)コメント
最後の最後まで格闘した演劇「ハイキュー!!」でした。今まで一番苦労したかもしれません。それはピリオドを打つための最善の答えを探したからです。でも、途中で気づきました。答えなんてないと。それは今までもそうでした。観客皆さまのそれぞれの中に答えがあって、僕らはそれを少しだけ手伝うような気持ちで演劇を創っています。僕らがすることは、ただただまっすぐに演劇をするだけです。今回の作品は、5年半かけてつくった演劇です。本当にたくさんの筋肉をつけました。僕もキャストもスタッフも。ぜひ劇場でお確かめください。
醍醐虎汰朗(日向翔陽役)コメント
演劇「ハイキュー!!」がついにファイナルになります。今まで関わってきた全ての方々の思いを繋ぐことを目標に掲げて、稽古期間を日々過ごしてきました。前向きになれる熱い作品になっていると思います。あとは皆さまと一緒に育てていきたいです。集大成に相応しい作品になるように、スタッフ・キャスト一同、最後まで走り切ります! 是非、楽しみにしていてください!
赤名竜之輔(影山飛雄役)コメント
演劇「ハイキュー!!」の終幕「“頂の景色・2”」で影山飛雄を演じられることを心の底から光栄に思っています。稽古から演劇「ハイキュー!!」ならではの熱量が爆発していました。限界のその先まで自ら自分たちを追い込み、稽古期間を過ごしてきたので終幕にふさわしい作品になったと思います。初演からの、言葉では表すことができないくらいのたくさんの思いを無事千秋楽まで“繋げ”られるように、そして繋いできてくれたすべての人に感動や勇気を与えられるようにがんばっていきたいと思います。
輝山立(星海光来役)コメント
この作品でしか経験できないことをたくさん経験させていただいた稽古期間でしたし、チームのみんなと過ごした時間はまるで高校3年間を凝縮したような濃密な時間でした。座組が一丸となり必死に準備した分、今は本番を皆さまにお届けすることが楽しみで仕方ありません。改めてこのシリーズのファイナルに出演させていただくこと、星海光来を演じさせていただくことに心から感謝をし、これまで演劇「ハイキュー!!」を繋いでくださった劇団「ハイキュー!!」の皆さんと一緒にこの作品で演劇の頂を見たいと思います。最強の演劇「ハイキュー!!」を楽しみにしていてください。
桜庭大翔(木兎光太郎役)コメント
梟谷学園高校木兎光太郎役の桜庭大翔です! 最終章である「“頂の景色・2”」は一層今まで歩んできた歴史が垣間見える、まさに集大成としてふさわしい作品に仕上がっています。そして、演劇「ハイキュー!!」は今まで出演したすべてのキャストたちが繋ぎ、作り上げた作品だと改めて感じました。今回で終わってしまうのは本当に寂しく思いますが、最後はやっぱり僕たちらしく、最高に盛り上げていきたいと思います! 応援のほど、よろしくお願いします!
遊馬晃祐(及川徹役)コメント
稽古場ではバレーボールの指導だったり、チーム作りの手伝いなど今までとは違った立ち位置になることも多く、いつもより客観的に演劇「ハイキュー!!」を見てきました。今まで僕たちがやってきたことを少しでも伝えられたらいいです! 及川徹も久々に観てもらえるのでワクワクしています! 演劇「ハイキュー!!」は本当にすごいです! 初めて通しをしたときにプロデューサーが言ってくれた言葉「ずっと終わって欲しくない」。それくらい初演からの歴史や思いが詰まった作品となっています。ウォーリーさんの演出がやばい!! スタッフさんもずっと繋げてくれてありがとう!!! 僕たちの最後をぜひ見届けてください。
「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色・2”」
期間:2021年3月20日(土・祝)・21日(日)
会場:東京都 TOKYO DOME CITY HALL
期間:2021年4月3日(土)・4日(日)
会場:宮城県 多賀城市民会館 大ホール
期間:2021年4月9日(金)~11日(日)
会場:大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
期間:2021年4月17日(土)・18日(日)
会場:兵庫県 あましんアルカイックホール
期間:2021年4月23日(金)・24日(土)
会場:福岡県 アルモニーサンク 北九州ソレイユホール
期間:2021年4月29日(木・祝)~5月9日(日)
会場:東京都 TOKYO DOME CITY HALL
スタッフ
原作:
演出・脚本:ウォーリー木下
音楽:和田俊輔
キャスト
烏野高校
日向翔陽:
影山飛雄:
月島蛍:
山口忠:
田中龍之介:
西谷夕:
縁下力:
木下久志:森本将太
澤村大地:
菅原孝支:
東峰旭:
烏野高校OB・OG
嶋田誠:染川翔
田中冴子:安川里奈
宇内天満:
烏野高校マネージャー
烏野高校顧問・コーチ
鴎台高校
星海光来:
昼神幸郎:
白馬芽生:新谷デイビッド
諏訪愛吉:三小田芳樹
野沢出:林勇輝
上林鯨一郎:古田伊吹
別所千源:財津優太郎
梟谷学園高校
狢坂高校
桐生八:
稲荷崎高校
宮侑:
白鳥沢学園高校
鷲匠鍛治:
青葉城西高校
及川徹:
※高崎俊吾の高ははしごだか、崎は立つ崎(たつさき)、川崎優作の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記。
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