2021年夏に公開される「竜とそばかすの姫」は、2018年の「未来のミライ」以来、細田監督にとって約3年ぶりとなる長編アニメーション作品。幼い頃に母を事故で亡くし、過疎化が進む高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生・すずが、インターネット上の仮想世界“<U>”を知ることから物語は始まる。ベルというアバターで<U>に参加し、心に秘めてきた歌を歌うことによって世界から注目されていくすず。そんな彼女の前にある日、<U>の世界で恐れられている竜の姿をした謎の存在が現れる。特報映像には高知の自然豊かな夏の風景、ベルや<U>を浮遊するアバターたち、謎の存在、クジラの尾ひれなどが映された。
また細田監督からはコメントが到着。「この『竜とそばかすの姫』は、“ずっと創りたいと思っていた映画”です」と明かし、「アニメーション映画監督になる前から、自分もいつかこういう映画が作れたらいいなと思っていたものであり、今まで様々な作品を創ってきたからこそ、やっと今回実現できるようになりました。恋愛やアクション、サスペンスの要素もありつつ、一方で、生と死という本質的な大きなテーマもありエンタメ要素の高い映画になっていると思います」と語る。そしてこれまでにも「サマーウォーズ」「デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム!」で扱ったインターネットの世界を題材にした理由について「僕は、若い人が面白く楽しく世界を変革していくのではないかと、インターネット世界を題材にした映画を今までにも創ってきました。インターネットは、誹謗中傷やフェイクニュースなどネガティブな側面も多いですが、人間の可能性を広げるとても良い道具だと思っています。インターネットそのものが変わってきている今、肯定的な未来に通じるような映画ができないかと考えていました」と思いを述べた。
細田守(監督・脚本・原作)コメント
この『竜とそばかすの姫』は、“ずっと創りたいと思っていた映画”です。
アニメーション映画監督になる前から、自分もいつかこういう映画が作れたらいいなと思っていたものであり、今まで様々な作品を創ってきたからこそ、やっと今回実現できるようになりました。恋愛やアクション、サスペンスの要素もありつつ、一方で、生と死という本質的な大きなテーマもありエンタメ要素の高い映画になっていると思います。
僕は、若い人が面白く楽しく世界を変革していくのではないかと、インターネット世界を題材にした映画を今までにも創ってきました。インターネットは、誹謗中傷やフェイクニュースなどネガティブな側面も多いですが、人間の可能性を広げるとても良い道具だと思っています。インターネットそのものが変わってきている今、肯定的な未来に通じるような映画ができないかと考えていました。
去年来、普及するのにまだまだ時間がかかると思っていたインターネットを通じた仕事や生活が、常識と共に大きく変化し、未来に10年くらいぐっと近づいた気がしています。今までの常識に捕らわれずどんどん変化している時代の中で、変化していく世界についての映画を創るということに、どこか必然性を感じています。
その一方で、最終的に大事にしないといけないものは変わらないのではないかとも思っています。
私たちが代々受け継いできたものは、世の中が変化し、ツールや常識が変化しても受け継がれていくもの。
それがよりはっきり見えてきているのが今の時代なのかなとも思っています。
圧倒的な速度で変わっていく世界と、自分たちにとって本当に大切な変わらないもの、それを今作で楽しんでいただければと思います。
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「竜とそばかすの姫」特報公開、細田守「ずっと創りたいと思っていた映画」(動画あり / コメントあり) https://t.co/nTXvAYAMQs
細田守監督の作品だとサマーウォーズが一番好きなので、期待。