2019年に上演された舞台「幽☆遊☆白書」の続編となるこの公演。キャストとして浦飯幽助役の
前半では、朱雀ら“四聖獣”との戦いを描く原作エピソードをもとにしたストーリーを展開。郷本演じる桑原による熱のこもった一人芝居や、橋本演じる飛影と榎木演じる青龍によるスピード感のある殺陣などが、幽助たちと四聖獣のバトルを盛り上げた。後半は垂金権造から飛影の妹・雪菜を救うべく、幽助と桑原が奮闘する原作エピソードをもとに劇が繰り広げられていく。中河内雅貴、片山浩憲がそれぞれ演じる戸愚呂兄弟との戦いでは、圧倒的な力を持つ2人に立ち向かおうとする幽助と桑原を、崎山と郷本が熱演した。
またコエンマ役の荒木、飛影役の橋本、蔵馬役の鈴木、桑原役の郷本、幽助役の崎山からはコメントも。演出家としても作品に携わっている荒木は「今回出演しているキャストは豪華で実力のある方ばかりですが、そんな彼らにも課題を与えて、常にチャレンジしてもらいながら、模索しつつ作品を作り上げていきました。舞台演劇として隅々まで楽しんでもらえる作品になっていると思います」と述べる。橋本は「3人の演出家さんの目指す方向性は同じ。でもいただけるアドバイスはそれぞれ別角度からのもので、その分、隙のない舞台に仕上がったんじゃないかなと実感しています」とコメント。さらに鈴木は「前回と比べても、少年マンガ独特の熱量と、舞台だからこその熱量がうまく組み合わさった最高の作品に仕上がっているんじゃないかと自負しています」と、三者三様に公演に対する自信のほどをうかがわせた。
郷本は「今回の作品ではいろんな戦いが見られると思います。僕、桑原和真としての一番の見せどころはまず前半にやってきます。大きな課題を与えられまして、役者人生の中でも一番のプレッシャーを感じています」と告白。「雪菜さんも登場するということで、桑原の物語もどんどん膨れ上がっていきますし、僕個人としても挑戦がある舞台。皆さまにはその辺りを楽しみにしていただきたいと思います」と語る。そして崎山は「今回はいろいろと気にすること、配慮することがたくさんあるんですけれども、それを逆手に座組一丸となって、前作よりより勢いのある作品を皆さんに届けられるよう、稽古場でがんばってきましたので、それを1人でも多くの方に見ていただきたいと思います」と話したうえで、「皆さんも僕たちも安全に千秋楽を迎えられるようがんばっていきますので、最後まで応援よろしくお願いします」と呼びかけた。
「舞台『幽☆遊☆白書』其の弐」は本日12月5日から15日まで東京・品川プリンスホテルのステラボールで上演。12月18日から20日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKAのWWホール、12月23日から30日まで京都・京都劇場で公演される。
なおコミックナタリーでは「舞台『幽☆遊☆白書』其の弐」で幽助役を演じ、歴史をテーマにした舞台にも数多く出演している崎山と、カリスマ歴史講師・伊藤賀一の初対談を実施した。「講談社 学習まんが 日本の歴史」全20巻の発売を記念したこの特集では、日本史にまつわるエキサイティングなエピソードやライフハックだけでなく、崎山の役作りにかける情熱も語られている。関連する特集・インタビュー
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