埼玉の所沢市にある複合施設・ところざわサクラタウンが本日11月6日にグランドオープン。この記事ではセレモニーの模様と、施設内にある角川武蔵野ミュージアムの様子をレポートする。
ところざわサクラタウンは、KADOKAWAと所沢市が連携し、誰もが住んでみたい、訪れてみたい地域づくりを進める「COOL JAPAN FOREST 構想」の拠点施設。日本最大級のポップカルチャーの発信拠点として、角川武蔵野ミュージアムをはじめとしたイベントスペース、レストラン、EJアニメホテル、KADOKAWAの新オフィスおよび工場を擁している。
セレモニーではまずKADOKAWA代表取締役社長の松原眞樹氏をはじめとした関係者からの挨拶、祝辞の言葉が述べられた。松原社長は「役員一同、このところざわサクラタウンを、日本と世界の子供たちが未来を語れる場所として発展させていくことを誓います」、所沢市長である藤本正人氏は「文化の会社・KADOKAWAが来るに恥じない都市として、この地独自の文化を育み、創造してまいります」とそれぞれ抱負を述べる。KADOKAWA取締役会長の角川歴彦氏は「ここにどんな建物を建てたらいいんだろうと考えたときに、この施設は今年で創業75周年を迎えたKADOKAWAの過去・現在・未来を皆さんに提示できるものでなくてはならないという結論に至りました」と振り返り、「地元の皆さんと共生しつつ、新しい出版社像をお示ししていきたい」と展望を話した。
角川氏の挨拶が終わると、壇上には
続いて記者陣は角川武蔵野ミュージアムへ移動。このミュージアムは美術館、博物館、図書館を兼ねた複合文化施設で、館長である編集工学者の
ミュージアムの外にはKADOKAWAの創業者・角川源義氏が暮らした旧邸宅の一部を模した「源義庭園」が隣接しており、1階にはさまざまな展示企画を行うため作られた約1000平方メートルの空間「グランドギャラリー」と、KADOKAWAのレーベルから刊行された書籍全点を収蔵する「マンガ・ラノベ図書館」が。「グランドギャラリー」では本日11月6日から2021年2月28日まで妖怪を特集した「荒俣宏の妖怪伏魔殿2020」が開催されている。また図書館にはコンセプトに沿っていくつかの作品をピックアップした展示コーナーや読書用のスペースが設置されており、館内にはマンガやライトノベルを読みふける人々の姿が散見された。
カフェやミュージアムショップ、総合インフォメーションがある2階を通過し、3階フロアに広がっているのは、日本が世界に誇るアニメを独自の切り口で紹介する「EJアニメミュージアム」。本日11月6日から2021年1月17日までは、月刊ニュータイプ(KADOKAWA)の創刊35周年を記念した企画展「Newtype35周年 アニメ・クロニクル」を開催中だ。
同展では「ガンダム」シリーズをはじめとした50作品以上の設定資料などを「ZONE A『少年たちの見た光景』」から「ZONE H『NEW TYPE EXPRESS』」までの8コーナーに分けて公開。さらに各作品に関連する月刊ニュータイプの過去記事や表紙イラストが展示されていたほか、
4階の「エディットタウン」は、松岡館長の選書約2万5000冊が置かれた「ブックストリート」、荒俣監修のもと珍品や標本を集めた「荒俣ワンダー秘宝館」といったエリアで構成されている。5階は埼玉・千葉・東京にまたがる武蔵野地域の魅力を掘り起こし、発見することを目的としたフロア。民俗学者・
なおところざわサクラタウンではグランドオープンに合わせて、中央広場で限定グッズ、フード、記念品を販売する「アニメキャンプ2020」や、EJアニメホテルにおける「涼宮ハルヒ」シリーズとのコラボメニューの提供など、さまざまな施策を展開中。詳細はところざわサクラタウン公式サイトで確認を。
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【イベントレポート】KADOKAWAのところざわサクラタウンがグランドオープン!セレモニーに茅原実里 https://t.co/WLN4CujeXz