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10月2日に公開される「劇場版 BEM ~BECOME HUMAN~」は、「妖怪人間ベム」の50周年を記念して制作され、2019年に放送されたTVアニメ「BEM」の劇場版。ベムの行方を探し続けていた女性刑事・ソニアが、彼にそっくりなベルム・アイズバーグと出会うことから物語が展開される。
小西が「新型コロナウイルスの騒ぎも収まらない昨今の状況下、無事に公開できることになってうれしいです」と語ると、3人も大いに頷き、作品が公開されることへの喜びを分かち合う。大のアニメ好きとして知られる宮田は「小西さん、M・A・Oさん、小野さんと、僕が今まで観てきたアニメにたくさん出演なさっている皆さんと並んでいるので、緊張します」とそわそわした様子で、「逆、逆! こちらこそテレビでたくさん宮田さんを見てますから!」と小西にツッコまれていた。
今回が声優初挑戦の宮田は「オファーをいただいたときは『できないよ』と思いました。昔からすごくアニメが好きだったので、自分の演技で台無しにしたらいけないと考えてしまって」と告白。「でもお話をいただけたことはとてもうれしかったので、事務所やマネージャーに相談して、しっかりレッスンを受けて収録に臨みました」と話した。そんな宮田の演技について小西、M・A・O、小野は絶賛。小西が「声優のお仕事されたほうがいいですよ! キャラクターとキャラクターの距離をしっかり想像して演技していたことがすごいと思いました」と言うと、宮田は照れつつも「ドラマや舞台の芝居だと自分と相手の距離感がわかるんですけど、アニメはわからなくて。監督にも『この2人の距離は何mくらいなんですか』と聞いてしまいました」と明かし、小西は「僕もそういうときは監督に聞いちゃいますね」と頷いていた。
「劇場版 BEM ~BECOME HUMAN~」はTVアニメの最終話から2年後を舞台にしている。年月を経たベム、ベラ、ベロの変化について、M・A・Oは「劇場版では3人とも人間味が増したと思います」とコメント。自身が演じるベラについて「TVアニメのときより明るくなったなと思ったので、より吹っ切れた芝居をしました」と述べる。小西は「劇場版を観た方はびっくりされるかなと。ネタバレなので詳しく言えないですが、最初から大きな変化があります」、小野は「ベロの2年間は劇場版では描かれませんが、その時期にいろんなことを考えて、自分の行動を決めています。その成長を芝居でも表現しました」とそれぞれの役について語った。
宮田は自身が演じるバージェスについて「軽薄で、裏表のあるキャラクター。『軽薄とはなんだろう』『裏があるってなんだろう』と考えたことをノートに書いて役作りをしました」と話し、「演じ方について監督にも聞いてみたら『深夜の通販番組みたいなノリで』と言われて。最初はピンとこなかったんですが、演じていくうちになんとなくわかってきました」と振り返った。またイベントでは誕生日を9月14日に迎えた宮田のため、サプライズでバースデーケーキが運び込まれる一幕も。宮田は「この前まで31歳で『日本一かわいい31ちゃいだ!』と言っていたんですが、これからは『日本一かわいい32ちゃい』としてがんばっていこうと思います!」と喜び、会場の笑いを誘った。
最後には小西が登壇者を代表して「キャッチコピーに『ついに願いは叶えられる』とありますが、どういう願いが叶えられるのか、皆さんの目で確認していただければ。最後に流れる主題歌『unforever』もすごくいいので、ぜひとも終わりまで楽しんでほしいです」と挨拶。イベントを締めくくった。
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【イベントレポート】「劇場版 BEM」小西克幸、M・A・O、小野賢章が声優初挑戦の宮田俊哉を絶賛
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