星雲賞を「バビロンまでは何光年?」「ニンジャバットマン」「彼方のアストラ」受賞

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「2020年 第51回星雲賞」にて、道満晴明「バビロンまでは何光年?」とDCコミックスを原作とした久正人「ニンジャバットマン」がコミック部門、篠原健太原作によるTVアニメ「彼方のアストラ」がメディア部門をそれぞれ受賞した。

「バビロンまでは何光年?」

「バビロンまでは何光年?」

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「ニンジャバットマン」上巻

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ヤングチャンピオン烈(秋田書店)で発表された「バビロンまでは何光年?」は、消滅してしまった地球の跡から回収された生き残りの人間・バブ、機械生命体のジャンクヒープ、マスコットキャラのような外見のホッパーという3人がポンコツ船で宇宙を駆け巡るSF彷徨記。一方の「ニンジャバットマン」は、戦国時代の日本にタイムスリップしてしまったバットマンが、悪党たちによる歴史改変を阻止するために活躍する姿を描く物語で、マンガ版は月刊ヒーローズ(ヒーローズ)で連載された。

「彼方のアストラ」キービジュアル (c)篠原健太/集英社・彼方のアストラ製作委員会

「彼方のアストラ」キービジュアル (c)篠原健太/集英社・彼方のアストラ製作委員会[拡大]

また「彼方のアストラ」は宇宙への渡航が当たり前になった近未来が舞台のSFサバイバルもの。学校行事の一環としてとある惑星にキャンプに訪れたはずが、謎の球体に飲み込まれ気付くと宇宙の彼方で遭難してしまった少年少女の故郷に戻るための旅を描いた物語だ。アニメは昨年放送され、安藤正臣が監督、Lercheが制作を担当した。

星雲賞は1970年に創設された日本でもっとも長い歴史を誇るSF賞。前年度に発表されたSF作品およびSF活動を対象に、「日本SF大会」参加者の投票により受賞作品が決定する。なお部門は日本長編部門、海外長編部門、日本短編部門、海外短編部門、メディア部門、コミック部門、アート部門、ノンフィクション部門、自由部門の9つ。

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