原作マンガの「DIVER-組対潜入班-」は、暴力団や詐欺グループといった悪の組織の情報や悪事の証拠を掴むため結成された、潜入捜査官チームを描くサスペンス。単行本は2巻まで刊行されており、現在グランドジャンプ(集英社)にて新章が連載されている。
ドラマでは主人公・黒沢兵悟役を
福士蒼汰(黒沢兵悟役)コメント
黒沢兵悟役を演じるにあたって
敵の役ではない、ここまでのダークヒーローを演じるのは初めてです。
兵悟には“漆黒”のような闇のイメージを強く感じています。ただの黒ではない“漆のような黒”、そして“憂い”を持っている。その闇の深さをご覧いただいた方にも感じていただけたらと思います。
手段を選ばない点では、一見、兵悟も「悪」に見えるのですがそこには“必ず悪を倒す”という信念があります。兵悟の「悪」は、本当に「悪」というのか。兵悟は論理的かつ打算的。人間の常識や建前を覆していく男ですね。「悪」とは、「正義」とはなんだろう、と問いかけられます。
原作を読んでの感想
兵悟の見事な潜入捜査に、自分自身もまんまとだまされてしまいました(笑)。D班もとても魅力的なチームで『こんな組織も実はあるのかな…』と、想像が膨らみました。オレオレ詐欺など、昨今の問題になっている事柄も描かれていて、今だからこそたくさんの人に見ていただきたい題材だと思います。
潜入捜査のため、いろいろな役になり切ることについて
潜入捜査の度に、兵悟ではない別の誰かの役を演じられると思うと楽しみです。ある種コスプレのように、それぞれになりきって楽しんでできたらいいなと思います。いろんなキャラクター設定、その人格になりきっているときの表情や、服装、潜入捜査のために偽るキャラクターとしてのアクションなど、楽しんでいきたいです。
視聴者へのメッセージ
仲間と一緒になって悪に向かっていく、という部分とともに、兵悟は潜入捜査官として優秀でありながら、さらに裏の顔がある。チームの中にいても、心の中に溶かし切れない氷を持っている。その氷ってマイナス何度なんだろう、どうなっていくんだろう、という気持ちで最後まで見ていただけるとうれしいです。
重厚感や組織の仲間・チームワークで悪に立ち向かっていく爽快感を楽しんでいただける作品に仕上げられるよう頑張ります。ぜひたくさんの方にご覧いただきたいです。
ドラマ「DIVER-特殊潜入班-」
2020年9月よりカンテレ・フジテレビ系全国ネットにて毎週火曜夜21時放送(全5話)
原作:
脚本:宇田学
演出:宝来忠昭ほか
プロデュース:萩原崇(カンテレ)、大城哲也(ジニアス)
制作著作:カンテレ
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原作:大沢俊太郎『DIVER 組対潜入班』(集英社)