本書は「アニメーション美術 背景の基礎から応用まで」「新版 アニメーション作画法 -デッサン・空間パースの基本と実技-」に続くシリーズ第3弾。「あしたのジョー」「エースをねらえ!」「ガンバの冒険」など数々のアニメ監督を務めた出崎が、長年コンビを組んだ杉野とセルアニメーションができるまでを解説した技法書だ。
本書では出崎の未完作品となった「4701白鯨」が題材に。2人は前書きで「読者にアニメ制作の現場にいるような臨場感を体験してもらいたかった」と述べており、本文では“出崎節”が炸裂しているという。また「透過光」「ハーモニー」をはじめとする演出効果や技法も細やかに解説された。
※出崎統の崎は立つ崎が正式表記
松根マサト┊Masato Matsune @matsuNe
出崎統&杉野昭夫がアニメーション制作技法を解説する1冊、3月中旬に復刻 https://t.co/bbfMfgQcZm