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11月8日に公開された「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」は、サンエックスのキャラクター・すみっコぐらしを映画化した作品。応援上映会では上映中の発声やペンライトの使用が許可され、また入口では希望者にタンバリンが渡された。すみっコのぬいぐるみや被り物をしたファンも多く、満員の客席には上映前からすみっコたちへの愛があふれていた。
暗転した場内の静けさを破った第一声は、画面に映ったすみっコへの「かわいいー!」という声援。しろくま、ねこ、ぺんぎん?、とんかつ、とかげといったおなじみのキャラクターが順番に登場すると、そのたびにイベントのタイトル通り「かわいいー!」という声がひっきりなしに飛び交う。本作はナレーションとともに物語が進行し、すみっコたちにはセリフがないものの、目を細めたり頬を赤らめたり小さな手足を動かしたりといった、愛らしい一挙手一投足に観客は反応。そして新キャラクター・ひよこ?の登場シーンでは、「かわいい……!」「泣かないで……!」といった、ひときわ思いのこもった声があちこちから漏れていた。
すみっコたちはそれぞれ桃太郎、赤ずきん、人魚姫、アラビアンナイト、マッチ売りの少女という絵本の世界へ。それぞれの世界で奮闘するすみっコたちに観客は「がんばれー!」と声援を送り、マッチ売りの少女に扮したしろくまには「全部買ってあげる!」と呼びかける。リズミカルなBGMがかかる場面では、観客は音楽に合わせてタンバリンを鳴らし映画を盛り上げる。すみっコたちに「どこに行くの?」と声をかけたり、不器用さゆえのさまざまな失敗に「あーあ」と反応するナレーションも、さながら応援上映の一部と化していた。また本作では赤ずきんを食べようとするオオカミや、桃太郎が退治に向かうはずの鬼も、愛すべきキャラクターに変化。そんな彼らにも「かわいい!」「やさしい!」と賛辞が贈られた。
クライマックスではタンバリンの音も止み、場内のあちこちからすすり泣く声が聞こえる。物語の結末には「仲間だよー!」とあたたかな言葉が寄せられた。エンドロールが終わり、観客から「ありがとう!」「すみっコぐらし最高!」と声が上がる中、スタッフから「タンバリンは記念品としてお持ち帰りください」という説明がなされると、客席からはどよめきとともに「ありがとうございます!」と感謝の言葉がかけられた。
「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」は全国劇場で公開中。なお本日11月22日より第3弾入場者プレゼントとして「エンドロールフィルム風しおり」が配布されている。
「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」
全国劇場にて上映中
スタッフ
原作:サンエックス
監督:
脚本:角田貴志(ヨーロッパ企画)
美術監督:日野香諸里
アニメーション制作:ファンワークス
配給:アスミック・エース
ナレーション:井ノ原快彦、本上まなみ
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