電子楽器をテーマとした企画展「電子楽器100年展」が12月3日から15日まで東京・国立科学博物館にて開催。その一環として、少年時代の
「オサムとムサシ」は兵庫県宝塚市にある手塚治虫記念館のために作られた約18分のアニメーション作品。記念館のテーマである“生命・自然”が、少年時代の手塚治虫と彼のペンネームの由来になった甲虫・オサムシの交流を通して表現される。原作と監修を手塚眞、監督をりんたろう、キャラクターデザインと作画監督を杉野昭夫が担当。電子楽器を用いた楽曲制作で知られる
普段は手塚治虫記念館でのみ観ることができる本作だが、このたび宝塚市と手塚プロダクションによる協力のもと本上映会が実現。当日は「オサムとムサシ」が5回にわたって上映され、最終回の後には音楽家の千住明、生物学者の福岡伸一氏、手塚眞によるトークセッションも行われる。トークでは本作の映像と音楽の同期を実現するために冨田が用いたという、とある技術について解説される予定だ。
上映会への参加は事前予約制。企画展を主催するかけはし芸術文化振興財団の公式サイトに設けられた、「電子楽器100年展」特設ページから申し込むことができる。
また本展ではほかにも冨田ら電子楽器の偉人たちの歴史とその功績を紹介するほか、東京藝術大学秘蔵のモジュラーやシンセサイザーなどが展示される。加えて電子楽器の音を映像や光とともに楽しめるテーマ展示「セネステシア」、電子音楽ライブ「電子楽器プレシャス・コンサート」、各種セミナーなどさまざまな企画を実施。興味がある人は足を運んでみては。
「オサムとムサシ」上映会
日時:2019年12月14日(土)第1回目 10:00開場 10:30上映 / 第2回目 12:00開場 12:30上映 / 第3回目 14:00開場 14:30上映 / 第4回目 16:00開場 16:30上映 / 第5回目 17:30開場 18:00上映 ※第5回目はトークセッションを含む90分
会場:東京都 国立科学博物館日本館地下2階講堂
出演:千住明、福岡伸一、手塚眞 ※第5回目のみ
「電子楽器100年展」
期間:2019年12月3日(火)~12月15日(日)
会場:東京都 国立科学博物館日本館地下1階多目的室ほか
手塚治虫のほかの記事
リンク
コミックナタリー @comic_natalie
手塚治虫記念館でしか観られないアニメ「オサムとムサシ」を東京で上映
https://t.co/qq0xdWFl6G https://t.co/qx6vFGdHOi