アニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」のイベント「俺ガイルFes.2019」が、去る11月10日に千葉・習志野文化ホールにて開催された。コミックナタリーでは昼公演のレポートをお届けする。
渡航の小説を原作とした「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」は、ひねくれ者で友達のいない主人公・比企谷八幡が、冷血な美少女・雪ノ下雪乃が部長を務める“奉仕部”に入部するところから始まる物語。アニメは1期が2013年に、2期が2015年に放送されている。3月に発表された3期の制作決定を記念して行われた「俺ガイルFes.2019」ではまず、八幡役の
歌が終わると雪乃役の
ライブの後は江口、早見、東山、佐倉、悠木が、アニメ2期の内容に関する知識を問うクイズコーナー「やはり俺の記憶はまちがっている。」に挑戦。解答を間違えた参加者の服にはその都度「まちがっている。ステッカー」が貼られていき、夜公演終了時点で最も多くのステッカーを獲得した1人が「まちがっている王」に選ばれてしまう、というルールだ。
放送から4年が経過しているだけに、キャスト陣は苦戦を強いられる。10話のとある場面にて小町が八幡をコミカルに罵る際の3つの罵倒語を問われると、小町を演じた悠木本人も含め全員が困惑。江口と東山は部分的に正解するものの、ほかのキャストは「ゴミ、不法投棄物、大地に帰れ」「カス、はなくそ、宇宙デブリ」「ゴミ、生ゴミ、毛」など珍解答を発表して笑いを誘う。続く2問目でも完璧な解答を出せないキャスト陣だったが、1話に登場するとある場面の映像をほぼ音声のみから推測し、イラスト形式で解答するという3問目のクイズでは江口が健闘。修学旅行先の京都に向かう新幹線の車内で、八幡が戸塚をはからずも“壁ドン”してしまう場面を描き、見事に正解した。
続いてはクイズに参加した江口ら5人に堀井が加わり、渡の書き下ろし台本による朗読劇が行われる。劇中では「俺ガイルFes.2019」の話題を皮切りに、江口演じる八幡らによるコミカルな雑談が繰り広げられた。早見演じる雪乃にライブの楽しみ方を聞かれた八幡が、スタンディングライブで女性アイドルを見守る男性ファンの姿“ベガ立ち”と“彼氏面”で臨めばいいと持論を展開する場面では、江口がその姿を実演。観客席からは笑いが起こる。また、高校入学時のクラスでの自己紹介がその後の学校生活に及ぼす影響について八幡が滔々と語るくだりでは、悠木演じる中学3年生の小町が「小町、(うまく自己紹介できるか)自信ないです……」と周囲に不安を吐露。お手本として雪乃や東山演じる結衣がなぜかアイドル風に自己紹介をする流れになると、早見と東山は身振り手振りも交えて熱演し、客席ではそのかわいらしさに大きな歓声と拍手が沸き起こった。
その後、イベントは再びライブパートに突入する。早見が清涼感のある歌声で「君にクレッシェンド」、東山が元気いっぱいに「ハッピーエンドのそばで」とそれぞれが演じるキャラクターの楽曲を歌うと、バトンは江口と堀井に。八幡・葉山・戸部3人のキャラクターソング「本物が欲しければ」を2人で披露する。もう一度壇上に姿を現した早見と東山は、1期のエンディングテーマ「Hello Alone」を共に歌唱。最後にやなぎが2期のオープニングテーマである「春擬き」冒頭のメロディを情感たっぷりの歌声で紡ぐと、ステージの両端からは紙吹雪が勢いよく放たれ、客席からは歓声が上がる。最高潮に達した盛り上がりの中、やなぎは伸びやかに歌い切ってライブを締めくくった。
昼公演の最後には、出演者全員が壇上に集合。代表として江口と渡がそれぞれに「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」3期への期待を煽るとともにファンへの感謝を述べ、「俺ガイルFes.2019」は幕を閉じた。
なお、本イベントでは3期のタイトルおよび放送情報が解禁に。「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 完」と題され、2020年春に放送が始まる。併せてティザービジュアルおよびティザーPVも公開された。
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- TVアニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完」公式ホームページ|TBSテレビ
- やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (@anime_oregairu) | Twitter
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渡航の熱唱で幕を開けた「俺ガイルFes.2019」、珍解答続出のクイズや朗読劇も https://t.co/FzTySemMA7