イベントにはルフィ役の
本作の台本は5冊にも及んだそうで、三石は「重っ!て思ったのと、めくってもめくってもキャストが書かれていて、この尺でどうするんだろう?と思っていたんですけど、(完成した作品を)拝見して感動しました」と大塚監督を称賛。田中は「台本が厚いっていうのは、尺が長いっていうことじゃなくて、カット数が多いんです。だから電話帳みたいで、バババッて進んでいくのでめくるのに付いていくのが大変でした」と述懐。千葉が「レギュラーキャスト陣がみんな老眼だから字がデカい! 叫びだけでページをまたぎますから」と明かすと、観客から笑い声が上がった。
なお過去に登場したキャラクターがルフィたちと共闘する点について、ハンコック役の三石は「ハンコックはルフィが好きだから、ルフィには協力するだろうけど、ほかの人と手を組むのかな?と思ってました。台本を読んだら、やっぱり組んではいなかったですよね」と苦笑。田中は「バギーは一生懸命逃げてましたよね」と言い、バギーの長ゼリフについて「どこまでが台本に書かれていて、どこからが千葉さんのアドリブなんだろうかって、思いませんでした?」と観客に問いかける。大塚監督は「映画は尺の都合もあるので結構(セリフを)決めておかないといけないんです。これだけのセリフを言ってほしいと台本には書いていたものの、正直入らないだろうなと思っていたら、バチーンとはめていただくというプロの技を見せていただきました」と言うと、千葉は「観ていただいたからわかると思うんですけど、途中息切れしてるんですよ。でもバギーをやっていて、あんなシーンを入れていただけたのはうれしいですね」と語った。
ここで8月末に本作の応援上映が行われることがアナウンスされる。司会が「どのシーンで声を出してほしいか」と問いかけると、田中は「私は(ハンコックの)『誰じゃ、そなたは!』ですね。そなたは、って言ってみたい気がする」と希望を述べる。千葉は「最後のルフィのがんばり。あれは鳥肌が立ちました」とコメントし、三石は「(ハンコックの)『美しいから』は御唱和いただきたいですね」とほほえんだ。
最後に田中は「『ONE PIECE』は20年続いていても、まだまだ旅の途中。今回は20年の歴史の中で一緒に戦うはずのない人たちが共闘しているんですが、これからもルフィが倒した敵が協力してくれるかもしれないと思うとすごく楽しみですよね。我々も『ONE PIECE』ファンなんですが、これからも一緒に応援していきましょう」とコメントし、イベントは幕を閉じた。
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映画「ONE PIECE」の台本は分厚くて文字がデカい、自称・老眼の千葉繁ら明かす - コミックナタリー
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