映画「
イベントには主人公・リュカ役の
堀井は「『DQ5』は特に思い入れがある作品です」と切り出し、「一番のポイントはお嫁さんを選べることだったんですけど、映画は……あんまり言うとネタバレになっちゃうかな」と笑う。続けて「とにかく(映画を観て)思ったのは、ビアンカもフローラも2人とも超かわいいです。これをきっかけにまたビアンカフローラ論争が生まれるんじゃないかと楽しみです」と話した。
八木監督はシナリオをもらったとき、セリフを収録したとき、音楽がついたとき、映画を観終えた堀井に拍手をもらったときなどに「僕の頭の中では、レベルアップの音が鳴りました」と述べ、「レベル96の映画ができあがったんじゃないかと思います」とコメント。花房監督に「レベル100じゃないんだ?」と問われると、「もうちょっとやりたいところもあった」と本音をのぞかせた。
映像より先にセリフを収録する、プレスコ方式で制作された本作。収録について問われた佐藤は、そもそも声の仕事が初めてだったことに触れ、「こんなにも普段やっている芝居と違うんだ」と心境を述べる。また「わかりやすく説明すると……」とスラりんをステージ上に置いて、「普段のお芝居では、この距離にいるスラりんに聞こえる声で呼びかければいいんです。でも声だけのお芝居だと、客席の皆様に届くくらいの感じで『スラりん』って言わないと駄目なんですよ。そこに気付くのに1日かかりました」と解説。有村も「画がないと、自分の中でイメージして表現しなければいけなかったんですが、『果たしてこの表現で合っているんだろうか』という不安がありました」と振り返った。
坂口は「健さんと同時に声を出すシーンがあったんですが、すごくうまくいった気がします」と収録を回想。佐藤はこれを受けて、「すべて坂口くんに合わせてもらいました。(「NARUTO-ナルト-」の)“写輪眼”くらい合わせてくれました」とトークし、観客を笑わせた。
堀井はゲームと映画の大きな違いは「主人公がしゃべること」だとコメント。「ゲームだと主人公はあくまでもプレイヤーなんで、一切しゃべらない。佐藤さんはそういうプレッシャーがある中で、素晴らしい演技をしてくれました。しゃべっていても主人公に感情移入ができました」と佐藤の演技を称賛しつつ、「(開発中の)『DQ12』の主人公がしゃべるわけではないのですが(笑)、主人公に感情移入できる演出方法や映像の見せ方など、次回作に活かしたいと思います」と笑顔を見せた。
最後には佐藤が「大切な人の誕生日に、どうしたら喜んでくれるかすごく考えて、精一杯の愛とサプライズを詰め込んだプレゼントを用意して、『僕はすごく好きなんだけど、あなたは喜んでくれるかな』という不安な気持ちに、今の心境はすごく似ています」と挨拶。「僕は大好きな作品です。楽しんでいただけたら幸いです」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。
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