「ヒロアカ」のイベント史上最大規模で開催される本公演は、キャスト陣による朗読劇をメインに展開。緑谷出久役の
諏訪部から本イベントの内容が紹介されたのち、朗読劇がスタート。まずはデクたちの通う雄英高校の寮に集まったヒーローたちのやり取りが始まった。オールマイトに呼び出され緊張するデク、朝のジョギングを楽しむデク、飯田、轟といったヒーローたちのほのぼのとした会話が展開される。また朗読劇中には、アニメの本編に登場した各キャラクターたちの名シーンに合わせて生アテレコする場面も。舞台中央の大きなモニターに映し出される映像に合わせて繰り広げられる、アニメの本番同様に熱のこもったキャスト陣の演技を、観客も固唾を飲んで見つめる。
合間にTVアニメ第1期、第2期、第3期のMVを挟みながら、朗読劇は進んでいく。授業の一環としてデクたちのクラスのメンバーで缶蹴りをやることに。鬼になったデク、梅雨、峰田がそれぞれの“個性”を活かして、鬼以外のメンバーたちを次々に捕まえていく。その様子を、スポーツ中継のごとく相澤が解説すると会場は大盛り上がり。さらに大貧民をやったことがないという八百万のために、みんなで遊ぶといったエピソードも盛り込まれた。また4期より本格的に物語に登場する、環役の上村とねじれ役の安野、声のみの出演となったミリオ役の新垣も朗読劇に加わり、今後のアニメでの活躍を期待させた。
朗読劇のあとには、10月よりスタートするアニメ第4期の序盤のエピソードを特別編集した本編映像が公開に。プロヒーローの仮免許を取得したデクが、インターンとしてミリオとともにサー・ナイトアイのもとを訪れるシーンを中心にした約24分間の映像は、このイベントでしか観られない内容。10月から始まる第4期を前に、観客たちは貴重な映像を楽しんでいた。
その後、ステージには13名のキャスト陣が集合。本日の朗読劇を振り返るトークセッションが行われた。「ヒロアカ」のイベントには初参加となった上村と安野が、緊張した面持ちで感想を述べる。また井上が「アニメパートの生アテレコは、みんながアフレコのときに演じていた熱量をそのまま生で観ることができて涙しそうになりました」と語ると、諏訪部から「いい感想!」と褒められていた。また畠中は「むちゃくちゃ緊張したから今ホッとしてます(笑)。アフレコ現場の熱量を会場に持ってこれたのは、非常に楽しい経験でした」とコメント。広橋が「峰田はセクハラ発言が多いので、イベントに呼んでもらえなくて(笑)。セクハラ大丈夫でしたか?」と観客に問いかけ笑いを誘うと、悠木は「皆さんの前で演じることができてうれしいです。4期もすごい熱量でアフレコしてますので、応援してください」とアピールした。
梶は「ここまでたくさんの人が一同に介して朗読劇をやるのは初めて。緊張しましたが、楽しかったです」と語り、石川は「このイベントで皆さんと今までの思い出を振り返って、熱や心を4期につなげていけたら」と述べる。また佐倉も「老若男女問わず愛される作品です。こんなふうに贅沢に朗読に時間を避けるイベントがまたできたらうれしい」と思いを明かし、続く岡本は「ヒロアカの人気はうなぎのぼり。これからもぜひ応援のほど!」と、観客とのコールアンドレスポンスを楽しんだ。
そして「オールマイトは引退したわけですが、『ヒロアカ』はまだまだ引退するわけにいきません。これからも応援よろしくお願いします。次はキミだ!」と三宅が観客を盛り上げると、山下は「すごいヘトヘトです、正直(笑)。でもいい疲れだなって。これから4期、劇場版も控えてますので、もっと広げていきましょう」とアピールした。
さらに本イベントではこの冬公開になる劇場版の最新情報も解禁に。映画のタイトルが「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング」であることや公開日が12月20日に決定したこと、さらにデクと爆豪、オールマイトが描かれたキービジュアルが披露され、会場はさらなる歓声に包まれる。そして最後は山下、三宅、岡本の3人が音頭を取り、会場全体での「更に向こうへ!PLUS ULTRA!」の掛け声で、イベントは幕を閉じた。
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